夏の金魚 | 雲と空

雲と空

ことばと風景 - そして ― 私

 

  この夏の熱暑の庭の片隅に

  金魚の墓の白い石塊

 

   夏が去っていく その気配

   猛暑だった

    酷暑だった

 

   やっと どうにか 耐えた 

   水連鉢に金魚は浮いた

 

   夏が金魚を連れて行った

 

   赤いワインを供えて

   見送った

   

   やがて 空を

   雲の上を

   泳ぐ のだろうか

   あの金魚は