犀川丘陵の地すべり地 | 研究室DIARY~元・立正大学地理,地形・地質学研究室

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立正大学地球環境科学部地理学科,地形・地質学研究室在職時に始めたブログです.ここの記述は個人の考えであり,現所属機関の公式見解ではありません.

6月の中旬に,長野県北部の犀川丘陵に,地形の調査に行ってきました.

 

このあたりは1847年の善光寺地震で,多数の斜面災害が発生したところです.また現在でも活動中の地すべりが多数あります.

 

一方で,地すべり地にはその潤滑油である水が地表に現れ,水田に利用するなど「めぐみ」ももたらされます.このため,この地域には棚田が発達し,「棚田百選」に選ばれたものも3箇所存在します.

 

善光寺地震の数年後に,当時の真田家の殿様,真田幸貫が被災地を巡幸しましたが,その際に同行した若き絵師,青木雪卿が被災地などの詳細な記録の絵を残しており,これを見ると当時の災害の場所や様子が非常によく再現できます.

 

今回,いくつかの棚田でドローンによる空撮を実施しました.

動画を見たい方は私までお声がけください.

 

味大豆(あじまめ)地区の,現在進行形の地すべり地と,圃場整備された棚田.

 

藤沢の崩壊地.善光寺地震でも崩れたところ.下に棚田があるが,放棄されたり畑となった区画も多い.