普段沢山の不特定多数の犬と出会い
日々過ごしていますと
ごくまれに説明ができないような何とも不思議な出来事がおこります。

二〜三どありますが
引き出しをした犬でいつまでたっても
遠くを見つめる犬や

どうしても捨てられたと思えない犬から
ふとした時に
とっても心地よいお線香の匂いが漂って来たり

センターの檻の中で直感的に名前が浮かび、付け、あっとい...う間に譲渡、家族が決まり、
話を聞いて見ると
私が付けたその犬の名前が
数か月前に亡くなったお父様の戒名の名と一致し、
3年後の命日にその犬が他界したりなどなどです。

センターに収容された犬の多くが皆様は捨てられた犬との見方をしていると思いますが、そうでは無いのです。

ごく普通の幸せな家族に突然の不幸が舞い降ります。

家族旅行に行った先で一家全員が交通事故に巻き込まれて全員死亡したり、

とっても犬を可愛がっていたがおばあちゃまには死後身寄りが無かったり、
突然の会社の危機、倒産、自殺、病死、事件、孤独死等、不本意ながら捨てたのではなくその犬がセンターに無理やり収監される事も沢山あります。

勿論個人情報なので一ボラが
深くまで知る事も無しです。
さてこのような事は他人事でしょうか?

自分の犬が絶対にあの場所に入る可能性は無いでしょうか?

私には自信がありません。
いつ何が起こるかは解らないからです。

もし、自分の犬が不本意ながらあそこに入ってしまい、
自分が手の届かない場所にいたとしたら私は自分の犬が殺処分をされるのはとんでも無く嫌だし、

どうにかして、誰かに私の犬を救ってほしいと思うはずです。

皆様はその時にどう考えますか?

お線香の匂い漂うあの子の
おばあちゃまは
私にどうにかして残した犬を救い幸せにしてあげて欲しかったのではないでしょうか?

命日に逝ったあの犬は残した家族をとても心配していたお父様では
なかったのでしょうか?

綺麗に聞こえるかとは思いますがそんな思いに応えたいと思い、その方を安心させて成仏して欲しいとも思います。
犬達の命と向き合う事は
その裏も大切なんです。

そしてもし
自分に不幸が降りかかった時に
殺処分手前の自分の犬を
誰かにあそこから救い出して欲しいとも強く思います。

そんな思い出来事から私にはセンターの犬は他人事では無く

救う事は
自分にも帰って来る事だと思っていますし、それで救えて
自分と関わった犬達は誰にも言わない一人微笑む人生の宝物に感じています。

そんな思いでセンターの犬達を見て考えて行動するのも一つの見方
考え方ではないだろうかと皆様にお伝えしたいと思い書かせて頂きました。

皆様にとって一つのきっかけが
犬を救って下さる事に繋がり
皆様ご家族様の幸せを今以上に増やされる事を願います。
#2014年の私から皆様へ
#神奈川県動物愛護センター
#茨城県動物指導センター