昔、まだ神奈川が沢山殺処分している頃、

私が連れて来たばかりの子を

車に乗せて買い物に行き

知り合いの方にお会いした時、

その方は犬を見るなり、

あなた、この子はあげちゃ駄目よ。

運命の子だから。

と言いました。


私はその時、

そっすか?

なんて答え

この人はなんて呑気な人だ。

お花畑だな。

なんて思い、

ですが、そんななんて事無いすぐ忘れるはずの会話をこの10年間忘れた事無く

なんか常に頭にある言葉でした。


手放してはいけない犬。


他人の犬を自分の犬の様に思えないと

出来ないこの活動。

ただの犬好きが原点です。


私は事務的になれず

そんな気持ちを大切にしています。


そして、そんな子を、に、

お話しが来て

手放す時、託す時、悩み、でも、

もし自分の両親兄弟家族なら他人より

悩まず託せますよね。

きっと。


だから自然とご家族様に

親戚の様な感覚を覚えるのかな?


そしてその10年以上前の

その方の言葉は見事に当たっていました。