さて、神奈川県に登録した13年前

センターに出向く前の日は緊張し眠れなく

着し犬達の大部屋に入ると

沢山のこちらに投げ掛けられる目の重圧と責任感、不安、

どうすればこの子達の明日の殺処分を回避できるか

私、人が行っているこの現実の罪悪感、嫌悪感

その他沢山の気持ちから

身体中が無意識に震えていた感覚を

久しぶりに感じました。

最前線です。


そこには救えて嬉しい等の感覚は無く

残した子達をどうしよう。

と言う恐怖、不安、現実をどう変えるかしか無く


救えてよかった。


と言う感覚を覚えるのは

あえて今日も前へ向き頑張らないといけないので

そう思おうと

気持ちを切り替えた時でした。


だから昔の私はセンターから犬達を連れて来て

人様に偉いわね、ありがとう。

等の言葉をかけられる事に

ふざけんなと

一番腹が立っていたのでしょう。


この場所で死を待つ犬達に

駆け寄れる距離と手を差し伸べる距離でありながら

偉いわね、ありがとうと言う他人事で済ます言葉が

一番残酷で偽善で悲しく


最前線にて身を削っている人に

一番言ってはいけない言葉は

頑張って。ありがとう。偉いわね。

ではないでしょうか。

勿論、若く怒りが活動の原点だった昔の私の事、話です。


この様に

昨日茨城センター日本の最前線へ出向き

様々な事を感じ思いました。


何故最前線なのか。

収容頭数に対し

それは頑張って生かしてくれているから。

日本の他にこの様なセンターは無いから。


流れ作業の様に部屋をガス室へずらし

日々をやり過ごせば

この様な過密な光景状態は見れなく

事が簡単に済むから。のに。


大部屋に入れて頂き数ある

オス、メス、収容が新しい子、問題から個別に

収容されている分けられている子達を見ると

私が見て感じた感覚ですが


7〜8割が首輪、リードを掛けると

暴れ転がりうんちやおしっこを撒き散らしてしまう様な

人馴れしていない子、

要するに野犬や人に接した事の無い子達に見えます。


犬達寄り添い、歳も変わらず兄弟の様な

安心する個体同士身を寄せ合い

じっと恐怖を慰め合い過ごしています。


帰りの道中、昨日、今日とぼんやりずっと考えていました。

頭がぼーとする感覚も久しぶりに感じています。


野犬や人に接した事の無い子達、

茨城の野犬、地域犬は皆、元々は人が

関わっていた犬達が増えてしまっています。


職員さん、ボランティアさん、

そこに手を差し伸べて下さる里親様、

皆、頭打ちの状態で頑張っています。


現状をなんとか凌ぎ

とにかく蛇口を閉めないことには

この状態は終わる事はまだありません。


先日独り言で書いた話を

課長様に

どうにか同じ職員さん同士助け合いたい。

神奈川県の所長様にお願いするから

どうにか月に一頭でも二頭でも良いから、

それが前例になるから、

他が習うから、

神奈川に緊急協力要請を出しや、受けてください。

とお願いしました。


生かすなら必ず平行して蛇口を固めないと駄目です。


もう一度言います。

生かすなら必ず平行して蛇口を固めないと駄目です。


生かすならそれに伴う蛇口対策が

1セットなんです。


大変な頭数、収容頭数ある県で

生かすなら

弊害が必ず出て来ます。


ゼロを実現できた神奈川とは星が違うのです。

全くの別世界。


茨城は

必ず、限定一年か二年で

必ず、期間限定にて、

限定にてが重要です。


畜犬登録者の避妊去勢義務化。

限定一年か二年間。

税金の関係、県民様の賛否もありやすから一年でいいです。


しかも、費用は行政持ちにて

費用を与え行う。


これ以外

この状態、犬達、職員さん達を救う道は無いと

私はいい切れます。

言い切れます。


震災時、全国のボランティアが福島へ入り

何千の犬達の避妊去勢を与え行いました。

福島震災前、震災後二、三年の収容、殺処分数見てください。もうデータがあるのです。


波崎だって矢田部だって

野犬収容多い地域では

犬達がその辺歩いていても

異常な光景に関わらず

誰も驚きもしない普通の光景です。


まるで警戒区域。

茨城現状現実は原発の無い警戒区域みたい。


震災時、行政もボランティアも

頭打ちの中

溢れる犬達の対策で

福島第一シェルター、第二シェルター

作った様に


保護し生かすなら

平行したそれなりの対策が必要ですよね。


それが無理なら

この状態は後数年続くでしょう。


生かして下さるなら

平行して蛇口を固めないと不可能です。


もし実現したら

今から3年後が、3年後です。

3年後を見て生かさないと駄目なんです。180度変わり

過密から

愛護にて生かす事が出来る様になるでしょう。


ですが

もし実現しても

また数年後には収容が増えてくるでしょう。

そしたらまた限定一年でやれば良いのです。


私もそうでしたが、

なんとか生かそう。

と言う現状、現実の最前線では愛護と言う言葉、

愛護の元とは程遠く、

生かす事で精一杯。


収容頭数が少なくなれば

愛護の元お世話もできて

生かす質が上がります。


生かす事、愛護とは本来そうで無くてはいけません。


蛇口対策しっかり考え

出来る事を行って行きます。


今回来た二人は

縁ある神栖市波崎、矢田部からの二頭。

波崎の子は5月収容の子で

センター捕獲機設置の場所は

おーちゃんを捕獲した場所から

近く、顔もおーちゃんそっくり。

血縁、親戚です。


ずっと気にしていてやっと連れて来れました。


昨日は撒き散らしたうんちとおしっこで身体中臭かったけど

それはこの子達が手元に来た証。

幸せの感覚。


皆様、ありがとうございます!