この子達は与えられた自分のご飯
以外他の子達のご飯を取りません。
当たり前です。野でそんな事でいちいち争っていたらそこでは生きてはいけませんし、勿論親兄弟にしっかり教わって来ています。

日々こちらの犬達を見ていると
犬達は無駄な争いを回避し自分達で上手く解決する様に生活しています。

飼い主が互いにリードを持つ犬達が
無駄に吠え争う原因はそこにあります。

犬達は自分達で様々な事を解決できる、する能力に優れているのに
人が介入している事でその持って生まれた能力を使わなくても解決してくれる事、済んでしまう事から
使うことを忘れてしまっているのです。

人に対して攻撃してしまった犬。

繋がれている民家の飼い犬を咬み殺した猟犬。

センター収容時に大部屋で他の犬を咬み殺した犬。
社会性が無く飼い主、他の犬を攻撃してしまい飼い主に放棄された柴犬。

喧嘩が凄く他犬とは一緒に置いておけない犬達。

この10年で神奈川のセンターに入った上記のような犬達はほぼ全てKDPに来た事でしょう。

みなここで改善して頑張って社会性を身につけ
自分で回避、解決する力を思い出し、
身につけ
素晴らしい家庭犬になっていきました。

勿論センターに入ったのには理由があり
すぐにこちらではその理由を理解把握して

もらわれて行った先で同じ様な事で飼い主様を
苦労かける事がない様に、
同じ様な事故が起こらない様に
ここはその犬達が持つ素晴らしい社会性を呼び戻す場所でもあるのです。

一つだけ制御できない場合、
お手上げ無理な場合があります。

シーズンが来たメス犬の取り合いは社会性も
へったくれも無く血を見ることになります。

ここでセンターや野から来たばかりの手術前のオスと
ヒート中のメスがたまたま数頭重なってしまった時、全ての習慣が壊れとんでもない事となり
人も犬達も生きた心地がしないめちゃくちゃな
日々となります。
そう言う場合は
そく病院に冷めるまで手術含め入院させます。

これはいくら社会性に優れた野にいる子達にも
当てはまる事でしょう。