シェリーさんの捕獲が無事に終わり
トラップの後片付けです。

捕獲には

全てが明るい愛に包まれている筋の通った捕獲と
悲しい捕獲があります。

一体誰がこの子の命をセンターから救い

一体誰が飼い主だったんでしょう。

毎日シェリーさんと接していると本当にかわいそうな気持ちになります。

誰もこの子に会いに来る人はいません。

だから私はこの子を抱きしめます。

私は良いのです。
いつだって昔から便利で馬鹿でお人好しなボランティアですから。

この子は私が関わらなければ捕まらなかったでしょう。

全国的にSNSで見ていても
これじゃ捕まらないなと思う逃走犬ばかり。

それはそうです。
出来る人がいないのですから。

最近も

山口周南のセンターの記事を見ました。

また、妊娠の可能性がある犬を他県へ運ぶ
投稿です。

神奈川県動物愛護センター登録ボランティアは
少なくとも私が認可をもらった12年前から

無駄に命を増やさないと言う約束の元

基本、妊娠の可能性がある犬は必ず堕胎してからでしか譲渡は駄目と言う指導でしたし
基本ボランティアが産ますことも不可。

勿論
避妊去勢してからしか譲渡してはいけないと言う
ルールでした。

もうセンターから引き出しボランティアまで、

何でもありなめちゃくちゃに
神奈川で活動してきた私から見ると見えてしまいます。

それでも
そうでもしないと救えないと言う事もよくわかっています。

文句ではなく

私に出来るお手伝いとして
お願いされた西日本からの犬の捕獲をやる事は
そこに理由があります。


ボランティア活動に参加しているのと
ボランティア活動をやっているのでは
差があります。

勿論どちらも無ければ成り立たない事。

センターから引き出し
救ったと思ったら大間違い。

センターから引き出すのなんて誰にでも
出来る事。

誰にでも出来ないのは
その後のことなのです。

犬は救ってからが大変で本番なんです。

そこが
わからなく活動していますと
それはいつまで経っても
ボランティア活動に参加しているだけ。

これからも自分の出来ることのお手伝いはしていきます。

そして
結果不幸な気持ちになってしまった
優しく手を差し伸べてくれた里親さまと

救われたは良いが幸せになっていない犬達が
少しでも減ります様に。

そして
上記二つが
沢山救わなければいけない
センターに関わっている人々の犬達の
その後の

承知なリスク。

が少しでも減ります様に。

よい大人が皆様から頂いたご支援を切り崩し
泥だらけになって知らない犬を捕獲し

職質されて闇に潜み捕まえ

人々に頭を下げ

犬達と島田に苦労をかけて
シェルターを留守にしトラップを悲しい気持ちで
壊し

帰って来て
ごめんねと
シェリーさんを抱きしめる。

悲しい捕獲でした。