エアコンが付いて無いセンター犬舎の
各部屋にエアコンをつけよう!
とした場合の段取りと説明第二部。

ありがたい事に一番行政の内情を知る
元行政職員様から説明を頂けました。
誠にありがとうございます!

以下

行政の対応に時間がかかる理由について、アニマルプロテクション代表様が詳しく書いていただきました。
ありがとうございます。
私は元県職員なので少し補足をさせていただきます。

予算編成については
細かいところは別としてだいたいそんな流れですが
エアコンが入らない理由は
手続きが面倒だとか、時間がかるからではありません。

エアコンを入れるのに5千万円かかるとして

当然納税者の理解が必要です。
納税者の代表は議員さんですので予算を議会で通していただく必要があります。

が、その前に関門があります。
それは財政当局と県の上層部、知事とか副知事などですね。

彼らになぜ動物用のエアコンが必要なのかを説明する必要があります。

それには動物に無関心の人でも9割が賛成してくれるような理由です。

動物が暑くてかわいそうというレベルでは、話もきいてくれません。

特に財政当局担当者の対応は
こちらの担当者が泣いて帰ってくるほど熾烈です。

もちろんそうしないと県財政などあっという間に破綻してしまいます。

最後の関門である議員さんは県民の代表ですからいろいろな方がいます。

教育に詳しい議員さんであればその前に学校の教室に

福祉に詳しい議員さんであればその前に福祉施設に
エアコンを入れろと言うでしょう。

予算を要求しないのは
その壁を超えられるほど説得力のある説明ができないのがわかっているからです。

人が利用する公共施設にすべてエアコンが入れば少し希望が出てきます。

地球温暖化も後押ししてくれるでしょう。

要するに世の中の流れや経済状況次第というわけです。
だから動物の仕事は長いスパンで考える必要があります。

何十年も待っていられない場合は
こういう正攻法ではダメなので
皆さんに世論を盛り上げていただいたり

知事の目玉の政策にしてもらうよう働きかけたり
寄付や基金で予算の縛りから自由になるお金を生み出す方法を考えたりするわけですね。

それでも何年もかかると思います。

早い話、エアコンの5千万円くらいなら大富豪の寄付があれば一発ですよね。

ちなみに諸外国は行政はあまり動きませんが寄付文化の厚みがすごいので

民間団体主導の活動が盛んという事情があるのは皆様御存知のとおりです。

以上
貴重なご説明を誠にありがとうございました。