みんなを早めに終わらせて茨城へ。
ムギに置いたモスを先に食べてしまった猫さん。
常磐谷和原インターを降り
左に行くと田形さん、キャピンさん、
メキズ、チビと出会った常総。
ムギは左方面でした。
インターを降りる度に沢山のことを思い出す場所。
左側もありがたい思い出になってよかったです。
犬達を終わらせて沢山通った守谷市。
栃木元野犬だったムギは脱走から約7ヶ月の放浪でした。
遠いところ
こまめに現地に足を運んでいた栃木の保護主さま
諦めずに7ヶ月頑張り通した飼い主さま
ムギを我が子の様に大切に可愛がって捕獲を
成功させた地域住民の方、
本当にお疲れ様でした。
最後にムギと接する事ができた事。
ありがたく光栄な事。
接する事ができる事とは捕獲が成功したと言う事。
願った叶わなかった追い求めていた子が
目の前にいると言う事。
捕獲が成功すると言う事、これはその個体の
明日の保証が無い命を守ることができたと言う事。
捕獲とは、そう言う事。
失敗し逃した個体の明日の命の保証は無く
また二度と会える保証も無いのが捕獲。
捕獲には重い責任があります。
私はこのムギの捕獲依頼を頂いた時、
同時に埼玉での捕獲も行っていました。
心が痛いです。
ですが無事に捕獲できたのに
捕獲してもらえなかった犬は
もっと痛いでしょう。
様々な理由からサークルトラップが使えずに
バケツトラップでの捕獲でした。
今はその時の失敗から改良して大丈夫になったのですが
電気機具で仕掛けが作動し輪っかが掛かる
部分の誤作動により
二回も食べたのに作動しない事があり
私はその個体の捕獲を失敗しました。
勿論作動しなかったので怖がること無く
食べて消えていきました。
その個体はもう三年も野生活をしていて
カメラで見るその個体にはフィラリアなのか
栄養失調なのか、他の理由からなのか
腹水が溜まっていて
歩き方もとても苦しそうでした。
私が失敗した時期が限界だった事でしょう。
それ以降安定していた給餌場所には現れることが
無くなりました。
もう歩く事ができなくなったのかもしれません。
そう、捕獲の失敗はその個体の明日の命の保証は
無いのです。
過去のセンターの犬も先日の茨城の残して来た犬達も
この子も私が殺してしまいました。
また一つ顔向けできない、会ったらなんて言ったら良いかわからない申し訳ない事をしてしまった犬が増えてしまいました。
背負い忘れません。
ごめん。
これが先程の最後に出会えてよかったの意味です。
今回は沢山のことが良い方面に流れて時期が煮詰まり
捕獲が完了しました。
私はトラップをセットして
ただボタンを押しただけ。
保護主さま、飼い主さま、地域住民の方、皆様、
本当にお疲れ様でした。
ムギはとても良い犬でした。
これからの飼い主さまご家族とムギさんの幸せな生活を
こちらから思っています！