先日のしそさんのこの動画。
実はしそは数日前に譲渡させて頂いていました。
代々噛み付く柴犬を飼育して来た方で
しそさんはかわいい方みたいでした。

かわいい方と言うのは
ましや、大丈夫な方と言う意味。

里親様から電話がありました。
早速足を拭いている時にやられましたと。

里親様はその瞬間にひっくり返し
言葉を使わずに傷を見せて
数秒沈黙し背中を見せたそうです。

その後しそさんはこびを売る様に
付いて回りお腹を出して
その後お散歩後の足拭きや
ブラッシングにて
動画の様な素振りを見せる事無く

大人しく気持ち良さそうに
されているらしいです。

私がその話を聞いた時、
マジで、嘘、本当に、
そうなんだ〜、
凄えな。

と思いました。

何故かと言うと、

基本、若い時、始めた頃、右も左もわからない時以来、

人にやられていた過去、防御、恐怖から歯を出す癖がついた犬に対して

見極める事が出来ずに

間違えた方法

上下関係を見せるやり方は私は使っていなく

上下関係が必要な犬に対しても
最近は疲れるので使っていませんでした。

手を怖がるしそさんに
そのやり方が通用し
逆効果になる事が無く
しっかりと関係を作れる里親様の
センスに

凄くびっくりし凄えなと思い

動物同士のここだと言う、感覚センスを持った方なんだなと思い

その行いがしそを変えたと言うよりはその数秒間の中で

動物同士の二人にしか分からない何かがあり

通じ合い

しそが悟り、許し、里親様に付いたのだと思います。

付いたと言うのは心を許したと言う事。

 

私はしそにその方法が有効だとは思っていなかったので

最初聞いたとき、びっくりし

??となり

凄いと思ったわけです。

 

 

私がお山でしそにできていた事は歯を使わせない事、そのタイミングを作らない事、

安心してもいいんだよ、怖がらなくてもいいんだよと

いじいじし段々慣れさす事や

歯を当てられても怒らないで

怒らないの?

じゃあ私も武器を使わなくて良いの?

大丈夫なの?と

安心させることくらいでした。

そういう時犬はキョトンとした顔を見せます。

 

犬は、きっとほとんどの犬が

攻撃は相手を傷つける事、武器と認識していますね。

 

なので

このやり方を試そうなんてこれっぽっちも思った事が無く

それ以外にも通じ合う今だと言うタイミングと方法を逃してしまっていたのに

ピタッとはめる事が出来る里親様には本当にびっくりいたしました。

本当にありがたい事です。

里親様宅で起こった全ての出来事の
責任は保護主にあり

里親様を責める暇があったら
人を見極める力がなかった自分を
責めなければいけないのが
この活動。

久しぶりに勉強し
しそは素晴らしいお母さんを
持った事を心から嬉しく感謝の気持ち
があふれた出来事でした。

 

犬は1000頭いたら1000通りです。

教本、教科書、マニュアル通りにはいきません。

くれぐれも浅はかな知識で犬を判断しいじる事は

犬が不幸になり傷がつくので真似はしないでくださいね。

 

私も何か判断し行うまで本当に悩んでから行うし

ピタッと合う時は逆に考えないで

今だ!と言うタイミングで体が今までの経験から動くものです。

 

聞いた話、違う犬の話が家の子には当てはまらないと言う事です。