600万年ほど前、今の三重県伊賀盆地付近で誕生し、その後北上を続けている琵琶湖。

その堆積物は古琵琶湖層群と呼ばれ、三重から滋賀にかけての丘陵地を造っている。

その400~300万年前の堆積物からは、ミエゾウと言われる巨象の化石が発見されている。


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ミエゾウの骨格(複製)

宮城県から長崎県まで、日本列島の各地から発見されている。

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人類が発生するずっと以前の日本列島各地を歩き廻っていた。


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ミエゾウの臼歯

伊賀市の古琵琶湖層群上野累層から発見されたもの(複製)。


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琵琶湖や日本列島から見れば、数万年前にこの地に渡ってきた人類などは新参者。

数百万年にわたって日本の大地を踏みしめて暮らしていた太古の巨象は、大先輩に違いない。