加齢黄斑変性の本を借りてきた。少しずつメモを始めたところ。
加齢黄斑変性は50歳以上が対象となるが、50歳代で病気になる人は少ない。
60歳過ぎて70代近くなると段々危険になってくるようだ。
加齢黄斑変性と診断される人は、基本眼疾患がない人。
ということで、前書きと多少ダブルとこもあるけど、肝心な本のメモです。
1.基礎
・黄斑に関して
解剖学的名称と臨床的名称がある。ここでは臨床的名称について記す。
黄斑部:中心窩を中心とした直径5~6mmの領域。OCTの窪んだ部分とその周辺の領域まで含んている。
黄斑:中心窩を中心とした直径1.5~2mmの領域。OCTで周囲から窪んで見えている部分全体。
中心窩:黄斑部の一番窪んでいるところ。0.35mm程度。中心窩付近には錐体細胞しかないようだ(「黄斑の中心直径500μm内の視神経は錐体からなり、杆体は存在しない」)。
・加齢黄斑変性(AMDと略される)の分類
病期としては、早期加齢黄斑変性に該当する前駆病変と加齢黄斑変性に大別される。
加齢黄斑変性自体は滲出型と萎縮型に分類される。
滲出型は、特殊例としてポリープ状脈絡膜血管症(PCV)と網膜血管腫状増殖(RAP)を含む(共に加齢が原因での新生血管が生じ臨床像も類似している)。
・加齢黄斑変性の診断基準について
年齢と病変の位置に関しては「50歳以上、病変の存在範囲は中心窩を中心とする6,000μm以内」と定められている。50歳か。該当しているぞ。危ない?
滲出型は脈絡膜新生血管から何か滲み出てきてというイメージを僕は持っていたが、血管がなくても漿液性網膜色素上皮剥離があれば滲出型となる。教科書に正確な事が記されているが、患者はそこまで知らなくていいだろう。何か滲み出てきて変、だけでいいと思う。
萎縮型は網膜色素上皮の萎縮が起こっている事。詳細は本を参照してね。
"ちっちっち、それは、加齢黄斑変性じゃないな"、というのがあって、病変が近視や炎症性疾患などによるものでない事。もっと端的な表現も書いてあって、加齢以外の要因で起こるあれこれの疾患を除外する、とある。若けりゃ病気になっとらん、とも読めるが、僕は専門家ではないので断言はできません。
網膜色素上皮は網膜の最下層、脈絡膜のすぐ上にあって(実は間にBruch膜という菲薄な膜が挟まっている)、網膜上層部に対して脈絡膜からの物質の伝達やら重要な役割がある。つまり網膜の上方にある視細胞や視神経にとって重要な部位である。家の構造に例えると土台や大引きみたいなものにあたるようだ。