片頭痛の誘発因子と憎悪因子

 

 片頭痛の誘発因子は人のホメオスタシスと密接に関係している。頭痛の誘発因子として主なものは以下の通り。(「頭痛」P.82)

 

  • 精神的因子:ストレス、精神的緊張、疲れ、睡眠(過不足)
  • 内因性因子:肥満、月経周期
  • 環境因子:天候変化、温度変化、におい(香水、タバコ)、眩しい光(太陽光)、人混み、飛行機内
  • 食事性因子:空腹、アルコール、コーヒー、化学調味料、個々による食物

 

 食品や食品添加物が頭痛を誘発することが知られている。特に注意すべきはアルコール。

 「一般的に片頭痛は血管拡張をきたす環境下で誘発されやす」い。

 

 チラミン、グルタミン酸ナトリウム、アスパラテームも片頭痛を誘発することが知られている。チラミンは赤ワイン、チーズ、カカオ製品、漬物などに含まれる。

 

(チラミンは微生物がたんぱく質を分解する時にも生成されるので、醗酵食品に多く含まれる)

 

 患者に頭痛の誘因因子を知ってもらうため頭痛ダイアリーの記録が重要。

 

 低酸素や高炭酸ガス状態は頭痛を誘発・増悪する。高山や飛行機の中など気圧の変化に伴い頭痛が生じる事がある。また喘息発作や睡眠時無呼吸症候群と頭痛が共存するとの報告がある。

 

 片頭痛患者は頭痛の前や頭痛時に肩や首のこり、はりを感じている人が多いが、肩のこりは頭痛の原因でなく、頭痛がおこった結果として生じているので、肩をもんでも頭痛は回避できない。