MDが見えない度の目安とすれば、視野検査のたびに計算されるMDの値をどう考えるか。

 

 緑内障は病気の進行度が一般的には遅い。

 遅い、早いの定義は何だとなるが、早いで思いつくのは網膜剥離。1日でいきなり見えなくなったりする事もあるようだ。

 ぶどう膜炎も寝ている間に炎症が広がり、朝起きたら殆ど見えなくなっていたりする。

 

 緑内障や網膜色素変性症だと通常、二十年、三十年かけて悪化していく。ゆっくり進行する病気は、数か月に1回の検査で病気の進行度を計測できる。

 そこで年2,3回の視野検査を行い、MDを計算して視野欠損の進行度を見る。

 

 半年毎、8年間視野検査を行ったとするとMDの値を使ってこんな感じのグラフが出来る。縦軸がMD、横軸が年である。

 

 

 見本なので順調に悪化していって嘘っぽいかもしれないけど、まあ見本だから硬い事は言わないように。

 

 さて、ハンフリーなどの視野検査機にはこの点の並びを直線で近似する機能がついている。

 エクセルで真似して線を引いてみると以下の様になる(恐らく最小二乗法)。

 この線をMDスロープと言う。

 

 

 そうすると平均の悪化速度が分かるので、今後の大まかな予測が出来る。

 緑内障はゆっくり進行する事、それに加え視野検査の誤差が大きいので予測をするには4,5年の検査結果が必要である。

 

 4,5年視野検査をしている人は、予測が出来るはずなので、気になる方は聞いてみても良い。

 ”どのくらいの割合で進行していますか”や”今後の予測できますか”など尋ねると答えてくれると思う。

 

 僕も以前聞いてみたが、目の病気が多いし、硝子体手術もしているから、わかんなーい、だった。