指紋スイッチとは
指紋スイッチとは、感覚が鋭い指先や足指に触れることで忘れている感覚にスイッチを入れ、人が元々動物として持っている能力を引き出すメソッドです。
指紋スイッチとの出会い
私は病気治療のための化学療法の後遺症で、手足の浮腫みと痺れが酷く、指先の感覚がないため歩くのが困難でした。さらに、楽しみにしていたバレエにも支障をきたしました。もともと筋力が弱い足がさらに弱くなり、足先の痺れでルルベ(つま先立ち)が以前よりもできなくなっていました。
初めて指紋スイッチの施術を受けたとき、足の指が平らで驚かれました(その時の画像を撮っておけばよかった!)。
痺れて感覚がなかったのですが、足指へのアプローチで全身にゾワゾワと波立つような心地よい感覚があったんです。
病院の先生には「治るまでに5年くらいはかかるかな」と言われ、なんとか治療期間を短縮させたい気持ちから、自分のために指紋スイッチの施術を学び、インストラクターの資格を取得しました。
効果と変化
自分のためにセルフで施術を続けていると、バレエで先生が教えるコアの使い方や呼吸の仕方、体の使い方が今まで以上に理解でき、それが心地よく感じられるようになりました。
そして、まだ少し痺れはあるもののすぐに足が攣っていたのに親指と小指だけをつけてアーチをつくることができるようになっていました。
特に何か鍛えたわけではなくて、自分に指紋スイッチを施術していただけなんです。
まだ気圧や体調によって浮腫みや痺れが強くなることがありますが、以前より楽になり、指も少しずつ丸みを帯びてきています。
「動物のようなしなやかで丸みを帯びた体」を目標に、そして「自分を取り戻す感覚」を体験して欲しい。
そんな思いから必要な方にこのメソッドを届けたいと思っています。