前回のお話→夢のつばさ・１４
先生のその一言を聞いて
私は、一瞬拍子抜けしてしまいました。
けれど
確かに、言われてみれば
私が出品出来るのは、このトワルくらいだな・・
とすぐに納得しました。
それでも
ウエスト部分の処理が残っていたので、
期限ギリギリまで時間を使って
作業することになりました。
この段階で時間を取られたのが、ベルト芯つけ。
固いんです・・・(￣ー￣；)
ひと針ひと針、
針が通ると音がして歓声が沸くくらい・笑
力を込めて縫いました。
終わったら指が真っ赤になっていました。
最後はホックもつけて。
そうしてトワルが完成しました。
先生に
「はい、すぐ受付に持って行く！」と言われ
感動に浸る間もなく受付へ。
それくらい、ギリギリの完成でした。
しかしながら
この時の達成感と満足感といったら！
嬉しくて嬉しくて
出来上がった瞬間、トワルを手に
跳び跳ねて喜びました(*＾０＾*)
そのトワル。
今日、展示を終えて戻ってきました。
こちらです。
壁にピンで留めた状態なので
形がわかりづらいと思いますが、
実際履くと、かなり立体的になります。
ウエスト部分中央を下げて
カーブをつけてあります。
タックは、わざと折り目をつけて撮影したので
はっきり折れていますが
実際着ると、
馴染んで折り目は無くなり、ふんわりします。
またタックの角度は体型に合わせて
補正を入れてあります。
先生曰く
「タックの角度でボリューム自由自在なのよ。」との事で、
タックの長さまで１ｃｍ単位で補正しました。
その効果は・・・
やはり想像以上でした。
自然に身体に沿うんです。
生地がムリなく身体に落ちるので、
変にワンサイズ下のお洋服を着るよりスッキリ見えます。
私は、市販のお洋服が身体に合わず、
ラインはどこかしら妥協せざるを得ないのが常で
苦い気持ちを味わうことが多かったので、
こんなに違うものか・・とビックリしました。
なんというか
これがオーダーの良さ、なんだなと
肌身で感じました。
これに関しては、後日談があるので
また記事にしてみようと思います。
そんなこんなでトワルがようやく完成し、
展示会も無事終わりました。
本当に頑張って良かった！
手元に戻ってきたトワルを見る度、
あの達成感と満足感が蘇ります。
それは
不器用な私が、これからも洋裁を続ける上で
大きな支えとなってくれる宝物だと思っています。
これから
素敵なお洋服が作れるように、もっと頑張りたい☆
人に喜んでもらえるように、腕を磨きたい☆
単純な私は、夢が無限大に広がります(＾＿＾)
出来た～
出来た～
やったぁ～ッ！＼(*＾０＾*)／
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