血液の森
一部アップ
「恋」をテーマにして描きました。
恋をすると、どこかで
『相手を傷つけてもいい』
そう思っている節がある気がします。
気のない人に対しても、時には大好きな人であっても。
でも私は頭がおかしいので、
そういう意味のわからない感情は、人間らしくてとても好きです。
人は未熟と成熟を表裏一体で併せ持っているからこそ
魅力的で愛しいものなのかもしれません。
「恋愛」と、ひとまとめにして言うことが多いですが、
私は「恋」と「愛」は別もの、と考えています。
両者の違いの一つとして、決定的なものは「傷の種類」だと思います。
愛を失ったことでできた傷は、
場合によっては生涯消えない傷痕となることもありますが、
「恋」を失ってできた傷は、
いつか必ず癒えてしまうということです。
失恋直後は心がどん底まで沈んでも、
数か月後にはケロリとしていたりもして…
人間の強かさと儚さを痛感させられます。
恋の傷は癒えるとはいえ、
傷つくことはやはり怖いものでしょう。
プライドの高い人ほど傷つくことを恐れますが、
私はそんな人が可愛いと思います。
プライドによる自己防衛のための見え透いた嘘には、
騙されて、乗ってあげることが優しさ…なのでしょうか。
相手の本心の深追いのために
盲進してしまうことが「恋」で、
曖昧な言葉にはぐらかされても、
微笑んで寄り添ってあげることが「愛」なのかもしれません。

