母の日。


あまり好きではない行事。

それでも一種の義務感からか、毎年実母に花と好きなチョコレートを贈る。

昨日も前日から用意した小さな花束と、ゴディバのチョコレート。


いつもどおり、

「また、こんなことだけしてきて」

の態度で、うれしい様子はみじんもなく、ありがとうもない母。

それでもいい、結局わたし自身も自己満足とか体裁のためにやってるんだろうから。


その後、いつものように父を連れてゴルフ練習場とファミリーレストランでモーニング。

このごろ、トイレの失敗が多くなった父。

今回もちょっと手がかかることがおきた。

母はほぼ動かない。

悪気があるわけではない。

90歳を超えた母の動きは当たり前だが、

緩慢でうまく処理できない。

結局わたしがやった方が速い、というのもあるし、もともと他人である夫婦の方が、下の世話は抵抗が強いようだ。

それに対してももごもごと、

「悪いね、世話をかけて…。

いろんなことができなくなっちやって、

わかんなくなっちゃって」

と言い訳に似たことをつぶやく。


でも、もういい。

大丈夫。

もう母には縛られない自信があるから。

ありがとうやごめんなさい

を伝えることは、どんなに近い間柄でもとても大切なことだと、ちゃんとわかったから。

母の価値観がそれとちがっていたところで、母とわたしはちがう人間なのだから、気にすることはなにもない。


そして、母としての母の日…。

なにもない 😅

そうとは認識していない二太郎が、昨夜突然泊まりにきただけの「普通の日曜日」

それも、また、よし。