実はこの騒ぎのはじめごろに、二太郎と大げんかをして、私はごはんを、一切作らない選択をした。

ずっと家にいるのだし、自分でやる、と。

そうは言っても食材を買い置きしたり、朝白飯だけは炊いたりするのだけれど。
あとは、あるもので自分で考えてやればよい、と一切手を離した。

これが、ですね。
なんとも快適。
なんとなく、食を担っていることで自分を肯定しているのではないか、という恐れがあったのですが、いやいやどうして。
時間を気にせず残業できるし、遅い時間にあまりたくさん食べたくないので、帰れば野菜中心でかるーく自分の食べたいもので済ませられるし。
片付けも各自きちんとすることになっているので、私の勉強の時間も確保できている。
毎日毎日次のごはんの心配ばかりしてたのがアホらしく思えました‼️

25年も奴隷のように仕えてきたのだから、もういーんじゃないの私。
50歳も過ぎたのだから、自分のことにもっと集中しても。

はたまた二太郎はというと、手持ちの食材でできるものをネット検索して毎日なんかかんか食べている。
もともと野菜がすきなので、見るともなしに見ているとバランスもそれほど悪くなさそう。
独り立ちの準備にもなるし、今となってはよいことづくし。

そして、最近の楽しみは土曜の午後の飲み放題。
昼過ぎからすきなものを作ってひとり飲み放題。
飲み過ぎてもごはんの心配もしなくていい。
だらだら飲んで、ごろごろ寝たりして。
寝るまでには酔いを覚まし、質のよい睡眠で、週明けに備える。

うーん、いいぞ50歳からの私。