「私たちは天国にすんでいたのではないか」
確か先週くらいに何かで読んだ記事。
この状況になっていままで当たり前にできていたことが恋しくなり、これまでなんと恵まれていたのか、と思い知った。そんな内容だったと思う。

なぜか、今朝ごはんを食べよう、と思ったときにふと、そのことを思い出し、
「いや、待てよ。いまこのごはんが食べられる、それこそ奇跡、天国では…」
と気がついた。
「ついこの間まで、新幹線でも飛行機でも好きなときに乗れて、どこにでも行けたのに」
とできないことにばかり着目していた。
先週、40年来の友人とLINEで話していて言われたのだ。
「この事態が収まったときに、元気でいる、目標はこれだけじゃないの。ちゃんと老人になろうぜ」
そうだね。
収束したときに、生きている。
目標はそれだけでいいのだ。

うまく言えないけど、いままさに、私は天国に住んでいる。
毎日ごはんが食べられて、少なくとも空爆に怯えることはなく、清潔な寝床でゆっくり眠ることができる、温かいお風呂に入ることだってできる。
これ以上なにを望むか。

止むを得ず、最低限の社会活動を維持するために外出しなければならない人がいる。それぞれができることをすることがいまの日本人に必要なことではないの?
外に出たい、遊びたい、と呟く二太郎に言った。黙った。

ごはんを作ってくれるのだって。
これから、緊急事態の間。
そして、今日のハンバーグ。


おいしかったよね❤️
やっぱり天国、そうでしょう?