花開く

恋しさつのる

SNS


長姉がやってきたので、父母を連れて近くの公園に。
五分咲きくらいでしょうか。
しかし、風がかなり強く、今週も暖かいと来週末までは持たないでしょう。
花の下でそこらで買ったお弁当を食べて、徒歩で帰宅。

桜とともにある記憶は強烈で、中学校の入学式、20歳の4月1日の花見…。
なんだか呪いのように心に染みついている記憶が多くあります。

世の中はいま、日常がやや失われており、月一予定だった大阪出張も保留のまま。
そんななか、わたしのかわいい大阪のシスターズとは時折、SNSで連絡を取り合ったりしています。今日も桜やつくしの写真を送りあったり、シスターズのお嬢さんの写真を送ってもらったり。

私はたぶん、古い人間なのでしょう。
SNSでやりとりすることで、恋しさや切なさが余計に募ってしまうのです。
会いたい人に会えない、会いたい人と出会いたかった風景なのに、別々の場所で眺める切なさ。

仕方がないので、シスターズに時々お手紙を書いてみたりします。
平安時代のお姫様のような気持ちです。
新幹線に乗ればすぐに会えるのが当たり前だった心の支えのシスターズ。
もう何ヶ月会えていないでしょう。
4月の中旬に大々的に予定されていたシスターズの会は開催できるのでしょうか。

などと考えつつも、人間の世界には関係なく巡ってくる季節に、自然の偉大さに、自分という存在の小ささを改めて思う春の一日でありました。