朝起きるとまたもやソファで毛布が膨らんでいる。
折れてんじゃないかってくらい首を折り曲げて眠り呆けているのは、二太郎の小学校からの友人シンタ。
物音にも動じることなく眠り続ける。
出かけようと玄関に出ると、靴たちが。
左が二太郎のアディダス、右がシンタのノースフェイス、そして真ん中に私のショートブーツ。

二太郎は幼い頃から脱いだ靴をすぐに揃える子。
そして、なぜかいつも誰かがくると私の靴を真ん中にして揃える。
見るたびに笑ってしまう。
二太郎が13歳のときから、私はこんな風に二太郎とその仲間たちに守られているみたいだ。
仲間たちは我が家のわけのわからん状況をどこまで知っているのか、知らないのか、ずっと変わらぬ様子でずかずかと遊びに来る。来たい時に勝手に来て、いつのまにかいなくなってたりする。
ありがとね。
キミらに守られて、生かされているおばちゃんなのだよ。
ずっとこのまま変わらずにいつでもやって来てよね。