There's plenty about my life I can't change.
Can't bring the dead back to life on this earh. Can't make the world loving and kind. Can't  change myself into a millionair.But a putch of ground in this trasty lot ーI CAN change that.Can change it big. Better to put my time into that than moaning about other all day.That little grammer-school girl showed me that.

ポール フライシュマン「種をまく人」の一節。
私の人生には変えられないたくさんのことがある。
死者をこの世に蘇らせることもできないし、世界中を愛と慈悲で満たすこともできない。自分自身を百万長者にすることもできない。
でも、このごちゃごちゃした空き地の一角を変えることは、「できる」。大きく変えられる。他のことに一日中文句を言っているよりもそのことに自分の時間を費やした方ががずっといい。
それをあの幼い女の子は私に教えてくれたのだ。

ずっと続けてきた英語の勉強が物語を読むことに入り、この一節に出会った。
涙が出るほど心を揺さぶられた。
難しいところもあって、一度では理解できないときがほとんどだけれど、原文で物語を読むのが思ってもいなかったくらい楽しい。
本当はこういうことだけをしていてもよい時間が私には30年前にイヤというほどあったのだ。
そのときは魅力も必要も感じられず、チャラチャラ遊ぶことに夢中だった。
悔やまれはするものの、しかたないな。だってそのときの私が自分で選んだことだもの。そのときはそうしたかったのだもの。

こんな歳になってしまったけれど、このことばに会えないよりはよかった。
原文で物語を読む魅力を知らずにこの世を去るよりはずっとよかった。

一年ぶりに娘に会った日のことだった。
この2年ほど、私にはまた誰にも言えないような、ひどいことが起きていた。
少しだけ光がまた見えた気がした。
でも、また前回のように幻に終わるのかもしれない。
それでもいい。
もう、だれのことも恨むまい、なににも腹を立てるまい、と改めて決めた。

私は私の置かれた場所で、やるべきこと、やれることをやれば、それでいいのだ。

先週末、新しい仕事依頼があった。
ありがとうございます。
私のできる精一杯を尽くしますね。