本って不思議。
その時の自分にあまりにぴったりくること、多すぎる。
なんでも、その時の自分に当てはめてとらえてしまうせいかも。
つまり、物語は読むたびに違う顔を見せるのかもしれない。


「あなたが信じるものをだれかに決めさせてはいけない」
どんなことをやらかしたとしても、人からみたらひどい、またはステキな人生に見えても、その判断をするのはいつでも自分なのだ。
自分の人生なのだから、自分で決めるしかないのだ。
何人もそこから逃れることはできない。
どこにいても。いくつになっても。

この先、私は心から誰かを好きになったり、信頼したりすることはできないかもしれない。
それは、ある人から見れば、「悲しい」 、またある人からみれば、「潔い」
そのどれも、私にとっての真実ではないのだ。
その判断をしているのは、私ではないから。

少女だったころに思ったこと、
わたしとずっといっしょにいられるのはわたしだけ
真実だったのかもなあ。