なんだかんだで、終わろうとしている私の夏休み。
逃れられないことはあるものの、9日あると結果的にはゆっくりできたように思える。
我が身の健康と我が社の寛大さに感謝、感謝。

後半は湿度が下がり、過ごしやすくなったことと、今年は通院がなくて時間的に余裕があったことで、夕刻浴衣で過ごしてみた。
割と長く茶の湯の稽古をしていたせいで、若い頃は和服を着る機会がけっこうあった私。
しかし、出産以来遠ざかっていて、浴衣といえ、和服を着るのは数年ぶりのこと。
何も考えずに着て鏡を見たら、、、
あらっ、そういうことですかっ。
若い頃の記憶のままで帯を締めると、なんとも不自然なのだ。
ん? 
ああ、文庫結びは可愛らしすぎるのか⁇
いやいや、違うわ、高すぎるのだ、帯の位置が。  
あらま。
歳をとるとはそういうことなのね。
一旦帯を解いて締め直す。
低い位置でやや緩めに締め直す。
あら、不思議。
なんだかしっくりくるんだわ。
若いころはだらしなくしか見えなかった「拳一つ入る」帯。
これかあ。
若い頃みたいに
「浴衣着たぜ」
という鼻息の荒さもなく、ゆるりと過ごせる。

少しさみしい。
少しうれしい。
少したのしい。
歳をとるって。

さあさ、明日から日常に戻るよ。