このブログを更新するときがくるとはあまり思っていなかったかもしれない。

夕刻、仕事を終えて帰宅すると家には電気が灯り、雨戸がたてられて、カーテンが閉められている。
「ただいま」
「おかえり。寒いからストーブつけてたよ」
地味な柄のワンピースを着た娘が迎える。

何年振りかで私の用意したものを
「いただきます」
と言って食べた娘。
「ごちそうさま」
と流しに食器を運ぶ。
5年前前は当たり前にしていたことだったな…。

私の中から、「死んでくれよ!」と胸ぐらをつかまれたことは消えることはたぶんない。
娘の中にもそういうことがたくさんあるのだろう。

それでも、自分の中にも完全な負を抱えて生きることをやめることを決意した娘。
私はあなたのその勇気を尊敬しますよ。

これから私たちは失った時を埋めていけるのだろうか。
まだまだ私たちは生き続けていくんだね、一姫。

明けないと嘆いていた夜は明けるのだろうか。