皆既月食でした。
朝は覚えていたけど、一姫の学校に成績・素行不良のため呼び出され、すっかり忘れていました。
下を向きつつとぼとぼ歩く帰り道で、涙をこらえて上を向いた時、かけ始めた月に気がつきました。

帰宅してから、やるべきことに追われ、再び月のことを忘れていたものの、ご飯を食べ終わる直前に、思い出して表に出てみました。

皆既まではまだ時間があったので、ごはんを済ませて、洗ったぶどうを携えて二太郎とふたり、ベランダへ。

椅子を並べてぶどうを食べながらお月見となりました。

やや肌寒いなかでの息子とのお月見。

これが最後かもしれない、この日のお月見を私は一生覚えていることでしょう。

色んなことで傷ついた私をなぐさめてくれた月と大切な息子  ありがとう。

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