一昨日、20時ごろにショートメールで少し遅くなる、今日中には帰る。と言ったっきり、0時半まで帰らなかった一姫。
黙っているべきか悩んだ末、待ち続けた勢いもあって、送ってきてくれたアルバイト先の大学生にも注意してしまった。
一姫の言い分はこうだ
「こんな風になるまでほっといた癖になんですか。こんな遅くまで帰らないような人間に育てたのはあなたじゃないですか」
???あとになってよくよく考えてもどうしても理解できない理論だ。
「こんな風ってどんな風?」
「どうやって育てたからそうなったの?」
本当にわからないので聞いてみたが、もちろん答えられるはずもない。
考えた末に私が出した答えはこうだ。
こんなはずじゃなかった。
心を許せる友人、高校にはいない。
勉強、してない。
してないから赤点だらけ。学年でビリだ。
留学、してはみたものの何も変わらない。
思い描いていた高校生活はこんなはずじゃなかったのに。
アルバイト、してはみたもののただ浪費するばかり。おまけにいつもお金がない。
なんでこうなったんだ?
そうだ、ずっとお母さんと二人三脚でやってきたんだった!
だったらお母さんだ、お母さんが私をこんな風に育てたからだ!
お母さんが悪いんだ!
一姫の通う高校を第一志望に選んだのは一姫。
部活動で人間関係がこじれて辞めるのを、決めたのは一姫。
なんか新しい環境に身を置いてみようとアルバイトを選んだのは一姫。
昨年の夏、勉強やり直したいからって塾にいくと決めたのは一姫。
思いつきで短期留学決めたのは一姫。
今はなんとかかんとか自分の中で辻褄を合わせなければやっていけないのだろう。
誰かのせいにして自分の人生を生きてくの?
いつまで?
なんだか、気が抜けた、わたし。