昨夜、一姫にはYes、Noだけて対応しようときめたばかり。

今朝、起きてくるなり、
「今日学校行かなくてもいい?」
いきなりの疑問詞質問。
YesNoで答えられないじゃん。

「どうして?」
「わかんない」
「わかんないなら行かなきゃなんじゃないの、高校生の仕事なんだから」
「病院に行く」
「なんの?」
「そういうこと相談できる病院」
「予約なしではないんじゃないの?」
「さがす」

というやりとりがあり、結局学校に行きませんでした。

昨日、二回書き直した一姫への手紙。渡そうかどうしようかもう少し迷うつもりでしたが、通勤途中で事故にあって死なないとも限らないし、やっぱり伝えておきたいから。と思って部屋の前においていきました。

自分勝手かもしれないけど、このことで私自身はすごくすっきりしてしまいました。
ながーいながーい手紙です。便箋に5枚くらいの。それでも伝えたいことがありすぎてまだまだ足りないくらいでした。

帰宅すると、一姫は隣家の私の実家にいると書き置きがあり、部屋の前に中途半端にしわくちゃになった手紙が放置されていました。

少しだけがっかりしましたが、嬉しかったです。
手紙を読んでくれたこと、破り捨てたり、部屋のゴミ箱に、入れてしまうこともできたのに、わざわざアピールするように部屋の前に置かれていたこと、これは少し嬉しく感じました。だけど、心のどこかで読んでくれたら劇的に変わったりして!なんて期待がなかったとは言えないのでやっぱりがっかり、もあります。

手紙の内容は一姫に伝わったかどうかはわかりませんが、こんどこそ私は一姫を手放す覚悟をした、ということです。

一姫自身の価値観で突き進んで、困ったときにはなんでもするよ、と、要約すればそんなことです。

こうやって、顧みるとやっぱり自分がすっきりするための自己満足だったのかもしれません。

帰宅したとき、テーブルには、何かを食べたお皿が散乱。相変わらずお風呂場には汚れた下着。きっちり部屋に戻しました。

もう、私は恐れないことにしました。学校に行きたくなければいかなければいい、それで、自分の将来がどうなってもそれは自分の人生でしかないのだから。

アルバイトで稼いだお金を一日で使い果たしてもそれがなんだ。そういう価値観で生きていくならそれでいいじゃないか。

私は思わない。
いつかわかる日がくる
なんて。
私の価値観をわかれ、なんて無理な話だ。一姫と私は違う人間なのだから。たとえ、一姫が私の腹から産まれた娘であっても。
おごるな、母よ。