メキシコにある古代遺跡「ティオティワカン」には
太陽と月のピラミッドの他に、「ケツァコアトル」と言う神様が祭られたピラミッドがあります。
羽毛の生えた蛇の外見をしていたと言われるこの「ケツァコアトル」
ファンタジー系の物語にはヨーロッパ方面の神様のが多く取り上げられてるんで、
もしかしたらあんまりおなじみじゃないかも知れませんが
夢枕獏が書いた「荒野に獣慟哭す」って小説にも出て来まして
高校生の時読んだんですが、
それ以来 好きですね。
その本で知った
アステカ民族による「ケツァコアトル」絡みのやらかしエピソードに
がっつり心をつかまれました。
メキシコ旅行記ではないんですが
こんな時でもないと紹介しないでしょうから、垂れ流させて頂きます。
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古代アステカの神様 「ケツァコアトル」。
水や農耕をつかさどる神様として民に崇拝されておりました。
王として立派に統治していたようですが
ある日侵略してきた生贄文化大好きな「テスカトリポカ」てえ別の神様に敗れ、東の海に逃げ出したそうです。
とある文献によれば、 蹴りで玉座からおん出されたそうですよ。
ですが、ケツァやんは去り際に
「いつか東から白い肌の人間の姿で戻って来て、この地を平定するから待ってろ。」的なことを言い残したらしいんですな。
「一の葦の年に帰ってくる。」 と予告したらしいです。
そこから、というか
紀元前からずーっと
アステカ民族には「ケツァコアトルが東より帰還し、人々を救う。」という伝説が伝わっていたそうです。
で、
時は流れに流れ西暦1519年
世はまさに大航海時代。
スペイン人の「コルテス」ってのが海を渡ってメキシコに上陸しました。
その目的は領土拡大。
メキシコを植民地にする為ですね。
スペインのお札に描かれるコルテス(現在はユーロ)
さあ、ある日突然船で乗りつけたコルテス
それに対し、
現地にお住まいのアステカ人の皆さん
「ケツァコアトルが帰ってきた!!」と勘違いして大歓迎しちゃったらしいです。
アステカ王に至っては「国をお返しします。」なんて言って
コルテスも
「なんだか解んないですけど、そんならお言葉に甘えて。」と
すげえあっさり植民地にしちゃったんですって。
「ジョジョの奇妙な冒険」の冒頭によれば、
アステカの皆さんは
こんな、世界に君臨しようとする栄華を誇っていたそうですが
自分達とは明かに違う白い肌を持った男が
メキシコから見て東にあるスペインから
52年に一度しかない「一の葦」の年に海を渡ってやって来たのを見て
きっと「族長(オサ)!」「族長(オサ)!」言ったんでしょうな。
「神様の仰せとあらば」、なんて
アステカ文明あっさり捨てて
メキシコの公用語がスペイン語になりましたとさ―――。
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「勘違いから始まる悲劇ってのは、はたから見れば喜劇だ」とはよく言ったもんですが
良い話ですね。
おおむね事実。ってのがまた良いです。
うろ覚えな部分ありましたんで、ネットで色々検索したんですが
「ケツァコアトル」って検索してみたら結構出てきました。
以外と有名なんですねこの神様。
見ようと思えば日本でも見られるようですよ。
ディスニーシーのジャングルクルーズとか、代々木公園の隅っこにアレンジされて祭られてるんですって。
他にも検索してたら
日本のスマホゲーム「神獄のヴァルハラゲート」っていうのにも登場するみたいですね。
名前はまんま、「仮面神ケツァコアトル」
ゲームやってないんで
このキャラがどのくらい強くてどのくらい重要なのかは全く判らないんですが
なんだか
画像を見たら
ずいぶんビジュアルに親しみがある形でアレンジされてますね。
「クロス・アウッ!!(脱衣)」
古くからある物語なんてえものは
現代でいじられてなんぼだとは思いますが
これに関してちょっと適切なコメントが浮かばないですね
まあ、
ですが、
ディスニーシーにこいつが祭られてるのかと思うと
近くに行ったら寄ってみようか。なんて事も思います。
ちなみに他のアステカの神々も
もれなく変態仮面になってますね。
http://sakuhindb.com/pj/6_BFDCB2A6/20140822.html
以上です。
「ケツァコアトル」関係で言いたい事はもう無いですね
あとは
夢枕獏・著、「荒野に獣慟哭す」は面白いです。くらいですか、
ちょいちょいえぐい部分ありますが
すごい物語なんで、よければ読んでみて下さい。
伊藤勢が漫画化したやつも良かったですね。