https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20240521502474/


昨夜は、阪急阪神ホールディングスの株主総会が2週間後に迫っていること、拙ブログがタカラヅカ問題の糾弾を続けるには、別ブログを開設しないといけないのでは…という記事を書きました。

その記事を書いた時点では、疲弊していて、株主総会の資料に目を通していなかったのですが (と言うより、詳細な資料が添付されているとは思わなかった💦)

今朝、株主総会の資料を読んで、怒髪天を衝きました。

私は、阪急阪神ホールディングスの株主ではない。

インフルエンサーでもない。

だから、書きたいことを書きます。

以下、株主総会資料から抜粋

第2号議案 取締役(監査等委員である取締役を除く。)8名選任の件

候補者番号 1 角 和夫 再任
当社代表取締役会長グループCEO
(現在)
所有する当社株式の数64,640株

⚫候補者とした理由
代表取締役社長や代表取締役会長、グループCEOとして当社グループの経営を牽引するなど、豊富な経験と実績を有しており、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上への貢献が期待できるため、引き続き候補者といたしました。

候補者番号 2 嶋田泰夫 再任 
阪急電鉄代表取締役社長
所有する当社株式の数4,500株

⚫候補者とした理由
代表取締役社長として当社グループの経営を担うなど、豊富な経験と実績を有しており、当社グループの中長期的な企業価値向上への貢献が期待できるため、引き続き候補者と致しました。

以上

は…は…はあ???

「候補者とした理由」を読むと、宝塚歌劇団という組織…阪急電鉄株式会社創遊事業本部歌劇事業部は、阪急阪神ホールディングスのなかでは、ずいぶん、ちっぽけな存在のようだ。

だから、自死した劇団員に対しても、真摯な追悼の対応をしないのだな。

NHKが大相撲中継を中止してまで、大江橋法律事務所の調査報告書会見を生中継し、関西地区限定ではあったが、「かんさい熱視線」という番組で、自死した劇団員Aさんの死を採り上げ、現役の劇団員やスタッフ、元劇団員などに取材した番組が放送された。


宝塚歌劇団のパワハラ、過重労働は、社会的な関心が強いはずである。

嶋田泰夫 阪急電鉄社長は、ご遺族との合意締結後の会見で「私どもに責任がある」と明言した。

それなのに、Aさんが自死した時点での阪急阪神ホールディングスの最高責任者 角和夫氏と、阪急電鉄取締役社長 嶋田泰夫氏を阪急阪神ホールディングス取締役の候補者にするだと?!

ふざけるのも、大概にしろ!

「当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上への貢献が期待できるため、引き続き候補者といたしました。」


宝塚歌劇団初の自殺者(もしかしたら、公表されていない自殺者がいるかもしれないが)


を出しておきながら


何が「企業価値向上への貢献が期待できる」だよ!


著しく、阪急のブランド価値を落としたやないか!


株主総会で、第2号議案、可決されるんでしょうかね?


資料28ページに「ビジネスと人権」という文言をサラッと書いています。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240528/k10014463861000.html


3日前に、「ビジネスと人権」に関する報道がありました。

以下、ネット記事の一部抜粋

「国連人権理事会の『ビジネスと人権』作業部会は、去年の夏に日本で初めて行った調査結果を踏まえ、政府や企業に対する提言や勧告を盛り込んだ報告書を公表しました。この中では、ジャニー喜多川氏による性加害問題について『深い憂慮を抱いている』とし、その後の補償について『被害者のニーズを満たすにはまだ遠い』などと指摘しています。」

以上。

「ビジネスと人権」は、国連人権理事会に関わる用語な訳です。

ここまで株主総会の資料に書いてるからには、ちゃんと実行するんでしょうね!

ブロ友さんに教えていただいた「武器としての国際人権」、まだ途中までしか読んでいませんが(遅読すぎる💦)

日本の人権意識の低さに、衝撃を受けました…。

政府には、知らない人もいるだろうし、知りながら、国民に伏せている人もいるでしょう。

おそらく、後者のほうが多いのでしょうが。

株主総会資料にも、タカラヅカのパワハラ・過重労働を矮小化したい意図が感じられますね。