https://ameblo.jp/risounohana/entry-12840086625.html 


先日↑の記事で、笠置シヅ子さんの自伝を購入したと書きました。


笠置シヅ子さんの自伝「歌う自画像 私のブギウギ伝記」読み終えました。


林芙美子氏、服部良一氏、榎本健一氏などの笠置シヅ子さんを評する文章が載っていたのも興味深かったですね。


「歌う自画像 私のブギウギ伝記」は、笠置シヅ子さんが吉本頴右(えいすけ)さんとの間に儲けた愛娘ヱイ子さんを出産して、シングルマザーとして幼いヱイ子さんを育てているところで終わっています。


ちょうど、朝ドラ「ブギウギ」の現在の進行状況とほぼ同じですね。


朝ドラ「ブギウギ」は、史実に則って描かれているけど、やはり、美化している部分はあるなあと思いました。


個人的には、頴右さんが亡くなるまで笠置シヅ子さんとの結婚を母の吉本せいさんに言い出さなかったことが引っかかりますね…。


頴右さんにも、いろいろお考えはあったのでしょうが、笠置シヅ子さんが妊娠してるんだから、そこは男として言ってほしかったぜ…と思う。


笠置シヅ子さんにも「強引に結婚を進めるのは良くない」と諭していたり、「ブギウギ」の愛助(水上恒司さん)とずいぶん違うやんけ〜。


「ブギウギ」では、スズ子(趣里さん)の父親(柳葉敏郎さん)は、東京でスズ子と暮らしてからすぐに香川に戻っていましたが、史実では、父親(養父)は、ずっと笠置シヅ子さんと東京で暮らしていたそうです。


戦争が終わってから、香川に戻られたんだったかな?


つまり、「ブギウギ」で描かれたスズ子と愛助の二人だけの暮らしは、史実ではなかったんですよ〜。はあ〜…。


ちょっとガッカリしましたが、やっぱり、昭和前半では、なかなか、ええとこのお坊ちゃんが同棲するというのは難しかったんでしょうかね?


旗一兵さんという方が「マネージャーの山内さんが親族のように、笠置シヅ子さんを支えている」という意味合いのことを書いていますが、史実では、山内さん、とんでもないことをするんですよね😢


「ブギウギ」で、そこまで描くのか気がかりです。


「ブギウギ」では、芸者になったスズ子の幼なじみタイ子(藤間爽子さん)が出てきますが、笠置シヅ子さんは芸妓にさせられるのが嫌で宝塚音楽学校を受験したと書いておられます。


タイ子のモデルは、笠置シヅ子さんだったのかな?


笠置シヅ子さんが書かれた文章、非常に読みやすくて、すぐに読めました。


皆さんも、ぜひ読んでみられては、いかがでしょうか?


ただ、昔に書かれた文章なので、現代では容認されない言葉が出てきますが…💦