それでは、文春砲の宙組関連記事について、考察してまいります。
週刊文春2023年2月2日号、週刊文春2023年10月19日号より引用。
まず、2023年2月2日号に記載された、主にヘアアイロン事件について振り返ります。
雑誌は実家にあるので、記憶だけが頼りですが💦
記憶違いがあれば、ご指摘お願い致します。
概要…天彩峰里さんは下級生いじめで有名だった。新人公演で天彩峰里さんの役を演じることになった生徒は、恐怖で震えあがった。
「シャーロック・ホームズ」で天彩峰里さんの役を演じることになったAさんは、天彩峰里さんに「前髪の作り方を教えてあげる」と言われて、額にヘアアイロンを押し当てられて水ぶくれができるほど、ひどい状態になった。
「舞台化粧をしても、額の水ぶくれは痛々しく、Aさんは精神状態ギリギリの状態で舞台に立っていた 」という証言があります。
Aさんは天彩峰里さんが怖くて黙っていたが、Aさんの親戚が火傷に気付き、宙組プロデューサーではなく、別の組のプロデューサーに抗議して、事件が劇団内で公式に知られることになる。
Aさんは「天彩さんが怖いから、大事(おおごと)にしないで」と言ったそうです。
天彩峰里さんがAさんをいじめたのは、「みんなから可愛がられていたから」という理由だった。
ある劇団関係者は「火傷が髪で隠せる所で良かったわ」と言った。
天彩峰里さんがAさんに火傷を負わせたことを聞いて、ドン引きしたのが芹香斗亜さん。
ヘアアイロン事件を知ってからは、天彩峰里さんに対して
「あんたのふてぶてしい笑顔がムカつく!」「(天彩さんを)リフトできません」と言って振り付けが変更になった
…というようなことが書かれていました。
2月2日号の重要なワードは
「Aさんは、みんなから可愛がられていた 」
「芹香斗亜さんはヘアアイロン事件を知ってドン引きし、天彩峰里さんにキツい態度をとるようになった」
です。
このことを踏まえて、10月19日号を読むと整合性がとれないのです。
一般的な感覚なら。
文春の記事が事実だとすると、宙組を含めた宝塚歌劇団は、かなり歪んだ恐ろしい組織ということになります。
10月19日号の概要…「パガド/Sky Fantasy!」の稽古が始まってから、Aさんは組長とトップスターに「あんたが下級生をまとめないでどうするんだ!」と連日、執拗に怒鳴られ、周囲から遮断された空間に連れ出され、叱責されることもあった。
通し舞台稽古の日、Aさんは上級生4人から「下級生の不手際は、すべてお前の責任だ」と集団リンチのような目に遭う。
舞台袖で出演直前にも上級生4人がAさんにつきまとい、休憩中にも代わる代わる延々と詰め寄ったり大声を出していた。
松風輝組長からは「マインドが足りない。マインドがないのか!」とAさんに顔を近づけ、罵声を浴びせられる。
休憩時間にはトップスター芹香斗亜さんがAさんを睨み上げ、大声で罵る。
続いて、Aさんが新人公演で演じる役の本役 花菱りずさんが「この嘘つきが!」と罵声を浴びせ、優希しおんさんが「嘘つき野郎!」と面罵。
Aさんは幹部部屋に呼び出され、そこからは「文春なんてどうでもいい!言いたいことを言わせてもらう!」とドスのきいた怒号が響いた。
おのずと耳に入ってくる芹香さんの罵倒に宙組生たちは慄いた。
文春にヘアアイロン事件が載った翌日、幹部部屋に呼び出されたAさんは、当時の組長 寿つかささん、当時のトップスター真風涼帆さん、現・松風輝組長、現・トップスター芹香斗亜さんから代わる代わる罵られた。
下級生の多くが目撃しているにも関わらず「いじめじゃないよね。わざとじゃないよね」と事実をねじ曲げるように延々と圧力をかけ続けていた。
その後、天彩峰里さんとAさんを含めた下級生が集められ、話し合いという名の吊しあげが行なわれる。
真風さん、芹香さん、天彩さんが口々に「この記事は事実無根」と主張することでAさんに全責任があるという結論になった。
天彩さんは自分が被害者のように号泣。上級生が肩を擦って慰めていた。
吊しあげの後、Aさんは過呼吸になり、1人廊下で泣き崩れた。
そこに通りかかった芹香さんが顔を至近距離まで近づけ、「なんで、あんたが泣いてんの!」と言った。
Aさんを庇っていた2人の同期生も、幹部部屋で罵声を浴びせられ、相次いで退団した。
理解者を失ったAさんは、周囲に「もう辞めたい。死にたい」と漏らすようになる。
というのが最新号の概要です。
Aさんが追いつめられるまでを詳しく紹介したいため、少し長くなりました。
以下、私の感情混じりの考察を書いていきます。
まず、言いたいのは「おかしすぎる」!
加害者を守るというのは、96期裁判で明るみになったことなので、今更驚くことではないが、それでも異常すぎますね。
舞台人として大事な顔を傷つけられたAさんが、なぜ、罵られなければならないのか。
Aさんは、こうなることを恐れて「大事(おおごと)にしたくない」と言っていたんでしょうね。
話し合いという名の吊しあげ、上級生4人の集団リンチは、おそらく事実でしょう。
「宙組生徒たちを含む内部告発者」が証言しているのですから。
2月2日号では「みんなに可愛がられていた」と書かれていたAさんが、週刊文春の記事が出ただけで、一転して集団リンチの対象になるんですか?
本当に恐ろしい組織ですね。
こんな組じゃ、そりゃ、下級生はどんどん辞めていきますわ。
ヘアアイロン事件にドン引きしていた芹香斗亜さんの豹変ぶりには、驚きました。
ショー「カプリチョーザ‼」で、天彩峰里さんに笑顔も見せず、目を合わせようともしないデュエットダンスをしたのは義憤にかられての行動だと思っていたのですが、違うのですか?
2月2日号では、芹香斗亜さんは、どちらかというと良心ある人のように書かれていましたが。
ヘアアイロン事件が明るみになってから、極力、天彩峰里さんと組ませないようにしていたのは、2人が不仲になったからだと思っていたのですが、違うのですか?
2月2日号が出てから、芹香斗亜さんも劇団上層部から罵られたのでしょうか?
「トップスターになりたければ、徹底的にヘアアイロン事件を隠蔽しろ」とでも言われたのか?
そうでも考えないと、芹香斗亜さんの豹変ぶりが理解できません。
それとも、2月2日号の記事に書かれた芹香斗亜さんの言動がデマだったのか?
週刊文春の記事が出ただけで被害者が吊しあげに遭う。
ということは、え?組長とトップスターから罵られて、一時、専科に異動したトップ娘役さんも、もし、宙組にいた頃に文春の記事が出ていたら集団リンチに遭っていたということですか?
恐ろしいですね〜。
彼女は、当時の組長とトップスターの暴言を録音していたから、難を逃れられたのでしょうね。
彼女が強い人で良かった。
退団会見で、花組にきてからの質問には幸せそうな笑顔で明るく答えていた彼女が、宙組時代の質問をされた途端、表情がこわばり、声のトーンが暗くなったのを私は確認した。
とても話しにくそうに、短い言葉で宙組について話されていました。
宙組にいた頃は、本当に辛かったんですね…。
私が考察できるのは、これぐらいかな〜…。
以降は、事実からの推測になります。
文春には、芹香斗亜さんの大劇場お披露目公演のチケットの売れ行きが良くないと書かれていた。
これは事実です。
宝塚大劇場のチケットカウンターのデジタルサイネージでもチケットが残っているのを確認しましたし、私自身にも驚くべきことが降りかかりました。
10年近く、年賀状のやり取りすらしておらず、完全に縁が切れた友人から
「宙組の平日のチケット買って!何枚でも用意するから!」と今も私と親密な友人を通して懇願してきたのです。
通常の私なら「ど厚かましい!」と切り捨て、断るのですが、キキちゃん(芹香斗亜さん)のためと思って、疎遠になっていた友人からチケットを取り次いでもらうことにしたのですが…はあ…。
こんな事態になるとは思いませんでしたよ…。
という事実から、私設ファンクラブ内でもかなりチケットが余っていたことが推察されます。
その焦りが、芹香斗亜さんをAさんをイジメることに駆り立てたのかもしれない。
文春の記事でもAさんに「あなたがリークしたから、チケットが売れなくて困っているのよ」と言ったとされている。
イジメは、残念ながら宝塚の伝統のようなもので、轟夕起子さんは楽譜をズタズタにされて困ったとか、月丘夢路さんは美貌を妬まれて苛烈なイジメを受けていたが、同期の越路吹雪さんが助けてくれたとか、黒木瞳さんは娘役がダンスを教えてくれないので、男役からダンスを教わったとか、調べれば山ほど出てきますわ。
最近は退団時に誓約書でも書かされているのか、近年は退団してからイジメについて語るOGはいませんね。
一般社会でも、イジメはなかなか根絶できないのですが、だからと言って放置していてはいかんでしょう。
Aさんの自死の最も大きな原因は、加害者を守るという、宝塚歌劇団の異常な体質でしょう。
管理責任を問われたくないなら、しっかり管理しろ!
それからな〜、文春さんよ。おたくも責任逃れは、あかんよ。
文春の記事がすべて事実なら、みんなに可愛がられていたAさんが、ヘアアイロン事件掲載がきっかけでイジメの対象になったことになりますやん。
責任を感じなきゃいけませんよ。
しかしだな、Aさんを自死に追い込んだ一因を作ったかもしれない文春に、次々と内部告発者がリークしてるんですよね。
これも、一般的な感覚では整合性がとれないところですが、それほどまでに宙組は地獄のようなところなのでしょうか。
Aさんの親戚は、宙組プロデューサーではない、別の組のプロデューサーに抗議してますしね。
宙組プロデューサーじゃ話にならないと判断したのでしょう。
文春には、「宙組には数十人単位で退団希望者がいる」 と書かれてますが、これは当然だと思う。
文春の記事が事実ならね。
劇団は嫌なら辞めればいいという考えだと、文春に載っていたので、辞めたい人は辞めさせてあげなさいよ〜。
劇団が推奨してたんですよ。
宙組の人数が極端に減ったら、宙組は解体したらいい。
また、4組に戻して、東京の通年公演はやめて、昔のようなゆとりのあるスケジュールにしましょう。
余裕のないスケジュールは、生徒を疲弊させ、心が荒みます。
礼真琴さんの休養も、過密スケジュールが関係していると思いますよ。
ここまできたら、「パガド/Sky Fantasy!」は東京公演含めて全日程中止にするしかないんじゃないですか?
退団希望者が数十人もいる(かもしれない)。
Aさんが自死したショックから、そんな短い期間で立ち直れないと思う。
集団リンチしていた人たちは知らんけど。
文春には「できる人だけでやろう」と言っていたと書かれていましたが。
最後に、宙組下級生のAさんへの感謝の言葉を書いて、Aさんのご冥福をお祈りします。
ショックと怒りでAさんへのご冥福をお祈りする言葉の記載が遅くなりまして、申し訳ございませんでした。
「素敵な笑顔で周りを明るくし、優しくて下級生全員に気を配っていただきました。舞台に対する熱い気持ちを人一倍お持ちで、下級生の士気を上げ、引っ張ってくださいました」