観劇日時☆5月14日14:00公演をV列センターブロックで観劇
観劇レポの前に、まず、劇場の設計者に文句を言いたい!
トイレ!
酷すぎ!
開演30分ぐらい前に劇場に着いたのですが、開演5分前になってもトイレにたどり着かなかったので、開演前にトイレに行くのは諦めました!
WWホールは、収容人数はさほど多くありません。
それなのに、あんなにトイレの列が長くなるのは明らかに設計ミス!
トイレの回転率を考えて設計しなさい!
劇場自体は音響は良かったし、客席も
観やすくて良かったのですが、トイレ問題が改善されない限り、推しには二度とWWホールで上演される舞台には出てほしくないと思いました…。
さて、先に悪いことを書いておいて、やっと観劇レポです😅
https://www.algernon-musical.com/
浦井健治くんが第31回菊田一夫演劇賞、第22回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞した、ミュージカル「アルジャーノンに花束を」のチャーリイ・ゴードン。
過去2回は、残念ながら観劇していないので、3回目の上演の今回の観劇を非常に楽しみにしていました。
幕開きは、アリス・キニアン先生役の北翔海莉さんが上手側に立って、チャーリイの姿は見えず、声だけが聞こえます。
あら?チャーリイの声は録音かな?
それとも袖から話してる?
と気になったのですが、チャーリイは舞台上にいたんですね〜。
舞台全体が明るくなって、舞台中央に浦井くんがいるのが分かりました。
浦井くんのチャーリイは、すごい!
役作りは、ものすごく悩んで考えただろうに(今回は3回目だからゼロからの役作りではなかったけど)
浦井くんにものすごくハマッてる!
演技してるように見えなかったです!
初代キニアン先生の安寿ミラさんが「ライフワークになる役」と仰った意味が分かったように思います。
最初は上下、白い衣装で、手術を受けて「賢くなる」につれて、衣装が青いジャケットなど、色がついた衣装に変わっていきますが、衣装の色でチャーリイの内面や心情を表現していたのかもしれませんねぇ。
この記事を書きながら、そんなことが思い浮かびました。
リピート観劇できたら、そういうことも考えながら観られたのになあ〜。
時間とお金がないのは辛い💦
今回のミュージカル「アルジャーノンに花束を」のオリジナル脚本は荻田浩一さんで、演出は上島雪夫さんでした。
上島雪夫さんは宝塚歌劇団の作品でも振付を担当されていたので、お名前には馴染みがありました。
私は残念ながら、初演、再演、矢田悠祐さん主演のアルジャーノンは観劇できていないので、今回の上島雪夫さん演出版との違いが比較できないのですが
ねずみのアルジャーノン(長澤風海)が「小さいチャーリイ」でもあり、チャーリイが完全に元の状態に戻るときの演出は躍動感が活かされていて、「おおっ」と思いました。
原作は、ちょっと生々しい描写がありましたが、小学生のお子さんが観ても大丈夫な内容になっていて安心しました〜。
終演後に小学生と思しき女の子を見ましたしね。
大月さゆさんが看護婦ヒルダやチャーリイの母親、妹のノーマなどを演じていました。
チャーリイの母親を演じているときの芝居を観ていると、バウホールワークショップ「凍てついた明日」を思い出しましたわ〜。
今回の演出は上島雪夫さんですが、ミュージカル「アルジャーノンに花束を」はオリジナル脚本を書かれた荻田浩一さんの宝塚歌劇団の座付き演出家時代の作風が感じられるなあと感じました。
2006年初演だったから、まだ荻田浩一さんが宝塚歌劇団に在籍してた頃か。
そりゃ、宝塚歌劇団時代の作風が出るよな😅
割りと高さのあるセットが使われていて、「アルジャーノンに花束を」は前方より後方の席のほうが観やすいかもなと思いました。
大千秋楽だったので、出演者お一人ずつご挨拶がありました。
私もチャーリイに負けず劣らず?記憶力がないほうなので、覚えているご挨拶だけ書きます。
大月さゆさんは「観客の皆さんに花束を渡したい気持ちです」
北翔海莉さんは「この作品を観て、手を差し伸べる人たちがいることを考えた」
東山義久さんは「今日は母の日で、母親の誕生日なので、花束を買って実家に帰り、3人でお祝いしたい」(確か、大阪ご出身ですよね)
浦井健治くんは「皆さん、マスクをしていただいて…。コロナ禍を経験してエンターテイメントについて考えた。作曲の斉藤恒(芳)さんが仰ってた言葉の通りだなと思う」(推しの挨拶の記憶が一番曖昧とはな💦)
また、数年後に浦井くん主演のミュージカル「アルジャーノンに花束を」が観られたらなあ…と思います。
最後のカーテンコールには、浦井くんは客席に投げキッスしてくれてましたよ♪