会社に制服を返したついでに

ダイアナ元妃がチャールズ皇太子(現 チャールズ3世)との離婚を決意するクリスマスイブからクリスマスの翌日の3日間を描いた

映画「スペンサー ダイアナの決意」を観てきました。

いや、想像以上に観ていて辛くなる映画でしたね…。

とにかく、ダイアナ元妃が王室メンバーとクリスマスを過ごすのが、めちゃくちゃ嫌だったことは分かりました😅

ただ、映画の冒頭に

「実話を元にした寓話である」

と書かれていたので、どこまでが実話で、どこまでがフィクションなのかが分かりかねるので(イギリス国民なら分かるかもしれませんが)

内容を鵜呑みにはせずに鑑賞しました。

以降、ネタバレあります。

閲覧注意です。


チャールズ皇太子とカミラ・パーカー・ボウルズさん(現 カミラ王妃)との不倫やダイアナ元妃の苦悩の報道をリアルタイムで知っている人は

ダイアナ元妃が王室のなかで孤独を感じ、過食嘔吐に苦しむ姿、王室の伝統に反発する姿を観て

「ああ、ダイアナさん、おいたわしい」

と思う内容ではないかと思いますが、過去の騒動を知らない若い観客には、ダイアナ元妃が我儘な女に見えかねないな…と思いました。

その一因は、ネットで見た批評に書いてあったように

「悪い人が出てこない」からだと思います。

クライマックスの雉狩りの場面、ダイアナ元妃が「子どもたちを連れて帰る!」と主張した場面

ダイアナ元妃の行動はかなり非常識なのですが、夫のチャールズ皇太子は妻の望みを叶えます。

居合わせたエリザベス女王も黙認。

いや、王室の皆さん、みんなダイアナさんを気遣ってますやん

と思ってしまうんですよね〜💦

これは、王族を悪く描けないという忖度があるのかもしれないし、実話なのかもしれませんが

カミラさんとの不倫だけで、ダイアナさんがあそこまで追い詰められるのは、理由として弱いと感じました。(映画のなかの描写としての話ですよ)

寒いのに暖房をいれないとか、体重を測るという王室の古めかしい慣習は描かれていましたけどね。

とは言ってもね

この映画を観て、チャールズ皇太子とカミラさんの不倫への怒りが再燃しました💦

もし、チャールズ皇太子がカミラさんと同じようにダイアナさんを愛していたら、ダイアナさんはもっと王室に馴染めただろうし、もっと幸せな人生を送れたのではないかとも思ってしまった。

カミラさんが王族としての務めを果たしてこられたのは、おそらく、チャールズ3世の愛情があったからでしょうしね。

私のような貧乏人も大変ですが、王族は王族で大変やなと思いました💦