※記憶力があるほうではないので、内容は不確かです(^^;
さらに、順不同です(^^;
終演後10分ぐらいに司会の中井美穂さんが登場。
生で中井美穂さんを見たのは初めてです~。
タカラヅカカフェブレイクの司会もされていて、「ヘンリー五世」シアタートークの司会もされるなんて、個人的に羨ましい限りです。
出演者の皆さんは、準備に時間がかかる(メイク落としたりね)ということで、演出の鵜山仁さんと新国立劇場芸術監督の宮田慶子さんと3人でのトークが始まりました。
シェイクスピアの歴史劇シリーズ第1弾「ヘンリー六世」(2009年)は鵜山さんが新国立劇場の芸術監督だった頃に上演されたそうです。
「ヘンリー六世」は3部まであり3部通すと9時間もあったんですよね(^^;
2009年の時点で、浦井健治くんのファンじゃなくて良かった?!
9時間もあったら、日帰り強硬スケジュールの私でもお泊まり必至ですよね(^^;
って言うか、1日に3部上演する日は、1部は何時開演だったのかしら?
9:00ぐらいには開演してないといけませんよね?たぶん(^^;
9:00開演だったら、私、始発の新幹線に乗っても間に合いまへんわ~
( ´△`)
ということは、前乗りしたうえに、観劇当日もお泊まりせにゃならんかったということか(^^;
地方の人間泣かせの舞台や~
( ;∀;)
話を「ヘンリー六世」に戻します
(^^;
「ヘンリー六世」上演後、「リチャード三世」「ヘンリー四世」「ヘンリー五世」とシェイクスピア歴史劇シリーズが上演されていったのですが、鵜山さんはシリーズ化するつもりはなかったそうです。
芸術監督が宮田さんにバトンタッチしてもシェイクスピア歴史劇シリーズが続いていったということは、「ヘンリー六世」が好評だったということなんでしょうかね?
宮田さんは「アンケートで『ヘンリー六世から五世まで続けてやってほしい』という要望がありますので、内緒で後任の小川絵梨子さんに言っておこうと思います」と仰ってました。
「ヘンリー六世」「リチャード三世」「ヘンリー四世」「ヘンリー五世」は、シェイクスピアの執筆順、執筆間隔に合わせて上演してきたそうです。
凝ってますね~。
シェイクスピアは「ヘンリー五世」の翌年に「ハムレット」を発表しているそうなので、「来年『ハムレット』やるんでしょうか?」と中井さんが訊かれてましたけど、新国立劇場の来シーズンのラインアップには「ハムレット」はいってませんでしたよね~?
「ヘンリー五世」は、今までの作品とは、ちょっと違う。
ラストは、シェイクスピアのいろいろな作品に通じるものだと思う…と鵜山さんは仰ってました。
「ヘンリー五世」までは人と人との対立、「ハムレット」からは内面の対立だとも鵜山さんは仰ってました。
3人でのトークが始まって10分ぐらい経ったところで、舞台奥を走る浦井健治くんの姿が見えました。
中井さんに「3時間舞台やった後なのに、元気ですね~」って言われてました。
16:10頃にヘンリー五世役 浦井健治くん、フランス王女キャサリン役 中嶋朋子さん、旗手ピストル役 岡本健一さんが登場。
岡本さんは「台詞以外は、面白いこと言えません」と仰ってました(笑)
ここからは、人物別?に箇条書きで書いていきますね。
浦井くん…9年前から、同じ出演者、同じスタッフでやってきているので家族のように感じる。
今まで、鵜山さんの顔色を見て役に取り組んできたが、今回はハル王子を経験しているからか、「それでいいよ」と言ってもらえる。
セットが「ヘンリー四世」と同じ(クレヨンのようなもので、色は塗ってある)で、(上手側の)あのセットの上に(「ヘンリー四世」のラストで)中嶋しゅうさんがいらっしゃったので、毎回しゅうさんに挨拶している。
このシリーズに出演されていた方で亡くなられた方や、参加される前に亡くなられた方がいらして、そういう方々からいろいろ学んできたので、今回初めて、一人で台詞を言っているような気がしない。
(話が進むごとに)ヘンリーの服についている血糊が増えてきて(王冠に付いてる血糊も増えていきました)、血糊が増えていく段階ごとに衣装をたくさん揃えている衣装部さんがすごい。
現在のイギリスのヘンリー王子が結婚式のときに被っていた王冠に赤い宝石が装飾されていたが、アジンコートの戦いから赤い宝石を王冠に入れるようになったらしい。
ヘンリー五世のときの戦いが、現在も受け継がれてるんだなあと思った。
名前がみんな同じなのも(今のヘンリー王子が即位したらヘンリー九世か十世になるそうな)、連綿と続くものを感じる。
映画のホロウクラウンシリーズ(シェイクスピアの歴史劇の映画版)を観て、「よくこれだけ短期間にできたなあと思う。自分にはできない」と言ったら
岡本さんから「映像だからできたんでしょ」と突っ込まれる(笑)
舞台を短期間でやるのと映画とでは、全然違うでしょうねぇ(^^;
「ヘンリー五世って34歳で下痢で亡くなっちゃうんですよね」と言った後に赤痢と訂正され、場内爆笑。
「症状は下痢だけどね」と岡本さんにフォローされる。
中嶋朋子さん…ヘンリーにプロポーズされたときのキャサリンは12歳だった。
(観客は驚いていたような。私は驚いた一人(^^;16~18歳ぐらいと思ってました~)
観客の反応を見て「(私は?)そうではないんですけど」と言う。
浦井くんが「中嶋さんは、本当に12歳にしか見えなくて」と言うと
「(観客に)受け入れられなかったじゃないの~」と嘆いて?おられました。
フランス語を話すシーンがあるのですが、鵜山さんがフランス語を知っているので、発音を厳しく指導された。
(フランス語のrの発音って難しいよね~(^^;)
12歳だから、初めて覚えようとした英語が「手」や「足」といった体に関する単語だった。
(確かに、もう少し大きかったら会話関係の単語から覚えそうですよね~)
キャサリンは12歳だけど、国の情勢については考えていた。
演じるたびに、いろいろな発見があり、毎回、出演者と議論する。
岡本健一さん…衣装は「ヘンリー四世」のときと全く変わっていない。
今回は、ラップをやっている。
(私、気付いてなかった!)
ラップは稽古でやるときもあったけど、劇場入りしてからやるようになった。
最初、本読みをしたときに浦井くんが朗々とヒーローとしてのヘンリーで本読みをしていたので「ハルと繋がってないじゃないか!」と注意した。
(へンリー五世は即位前はハル王子だった。「ヘンリー四世」ではハル王子として登場している)
シェイクスピアって、観客として観ると「つまらないな」って思ってたけど、鵜山さん演出のシェイクスピアは面白い。
新国立劇場なので、税金に見合った演技をしたい。
客席が違うとまた見え方が違うそうなので、また、ぜひ観に来てください。
最後に、「ヘンリー六世、リチャード三世、ヘンリー四世、ヘンリー五世が再演されたら出たいですか?」と訊かれた浦井くん、中嶋さん、岡本さんは少し間を置いて苦笑いのような笑いを浮かべながら「出たいです」と仰ってましたが、本音は…出たくない?(^^;
私は「ヘンリー四世」と「ヘンリー五世」しか観てませんけど、かなりハードな舞台ですもんね~(^^;
司会の中井美穂さんは、イギリス王ヘンリー五世を演じている浦井くんに対して、しょっちゅう「王子として…」と言っていて、浦井くんに「王です」と訂正されていました。
中井さんは、王子としての浦井くんのイメージが強いのでしょうか?
(^^;
中井さんは、浦井くんが「シェイクスピアの作品で、9年王子か王しか演じていないのは、すごいことですよね」と仰ってました。
私は浦井くんのファンなので、記憶に偏りがあると思います(^^;
中嶋さん、岡本さんの発言は、SNSで検索したら、もっといろいろ出てくるかも(^^;
最後に観客からの質問コーナーがありましたが、あまり手は挙がってませんでしたね。
男女一人ずつ質問されました。
男性の質問は、映画ホロウクラウンシリーズに関係する質問だったのですが、詳しく覚えてません。
すみません(^^;
女性の質問は、さっき思い出しました(^^;
「今回、演出で水(小さな池のような物)を使っているのは、イギリスからフランスへ向かうことを表現しているのですか?」という質問でした。
鵜山さんは「ヘンリー六世でも水を使ってたんですけど、今回は深い理由はなく、水を使ってみました(大意)」と仰ってました。
私は「水に浸かる人は、海水パンツ穿いてるんですか?」という疑問が浮かびましたが、挙手しなくて良かったです(^^;
ああいう場では、アカデミックな質問をしないといけないんですね~
(^^;
ちなみに、「ヘンリー六世」を観た人、「ヘンリー四世」を観た人、「ヘンリー五世」を観た人と中井さんから観客に挙手を求めたのですが、3作通して観劇された方が多かったです~。
シアタートークは1時間だったので、ビックリしました。
私が今まで見たアフタートークは30分ほどだったので。
遠方から来られたらしき方は、シアタートークの途中で帰られてましたね。
私も遠方組だったんですが、最後まで見られる地域に住んでいて良かったです(^^)
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