電子書籍はEPUBで作りますが、Word原稿の見映えをキープしません! | 電子書籍を出版しよう! 電子出版プロデューサー 八鍬 兼二 の日誌

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先日、「EPUBにはページデザインがないのです!」と、大胆な解説を致しました。紙の本と電子書籍の根本的な違いを、ご理解いただくためです。

ページデザインは、工夫して見せることも出来ます(笑)。EPUBに慣れてきたら研究してみて下さい。基本は、Webの技術と似ていますので参考資料はたくさん見つけられると思います。

ただし、あまりデザインに凝っても、報われない努力になってしまう可能性が高いので、ご注意下さい。

今日は、その点について、言葉だけでは理解が難しいので図解してみます。

まず昨日のブログを、Wordに落としこんで見ました。


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<Word原稿>

Word原稿1


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今度は、それを原稿にして、ざっとEPUBにしてみました。

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<EPUB>

EPUB原稿1


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まず、Word上のフォント・字詰が、EPUBに反映していない点に着目して下さい。行間も違っています。

フォントは、最終的に閲覧端末のフォントに置き換えられます。見る人の機種が千差万別なので、見え方も結構違うという点を押さえておいて下さい。

Wordは書類を作るソフトですから、どうしても見え方が最初から仕込まれています。そのため、それをもとにEPUBを作れば、同じ見え方をすると思いがちです。

例えれば、見た目が欧米風の顔立ちなので、当然英語が話せるはずと勝手に思い込んでいたら、実は日本語しか話せなないのと一緒です(ちょっと、違うでしょうか?)。本人に責任はありません。悪気もありません。こちら側の一方的な思い込みなのです。

話を戻します。同じ様に見えても、中身は違うのです。理由は、目的が異なるからです。目的の違いで、何をやろうとしているのか? 続きは、また明日。


<八鍬 兼二の備忘録> その183

WordとEPUBは一見すると似てますが目的が違うのです!

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