パーキンソン病を患っている夫は、
スムーズに動きだせない。
あちこち可動域が狭くなっていて
自分で思っているような動作ができていない。
動くのは身体的にも精神的にも苦痛を伴うのだと思う。
当然のように運動不足。
たぶんそのせいで、足のむくみがひどく、
靴が履けない、というか、靴に足が収まらない。
運動不足解消に、散歩を日課にすることを、
決意していたのだが、いろいろ言い訳をして
なかなか実行できない。
一昨日、珍しく「散歩に行く」と自分から言い出して、
一苦労の末やっと靴を履き、出かけて行った。
玄関のドアを開け閉めする音が聞こえて、
「やれやれ」と思った一分後に
帰ってきた。
どうやら「三歩」で帰ってきたらしい。
そりゃそうだ、
なんせ道はツルツル、スケートリンクなみ。
よたよたと歩く夫には無理なのだ。
そして
「外は危険だから家の中で散歩する」と言い出し、
家の中を歩き回り始めた。
二三歩はおそるおそるだが、歩き出すとどんどん早くなり、
足音が大きくなり、ドタドタとうるさい。
「なんかうっとうしい」と思ったが、
せっかく運動しているのだから止めるわけにもいかない。
無駄に歩き回って粗さがしされているようで、
気になってイライラする。
そこで
フロアーワイパーを持ってもらうことにした。
初めはめんどくさそうに押していた夫だが、
シートの汚れ具合を確認してからは、
積極的に動かし始めた。
今日で、ワイパーを持っての散歩は、三日目。
今では、通り道だけでなく、
テーブルやイスの下、ベッドや棚の下の隙間、まで
ワイパーで拭くようになった。
毎日続けてくれると、ほこりはかなり取れるはず。
雑なルンバ・・と言ったところだ。
「うちのルンバです」と紹介してしまいそうで、
ちょっと怖い。