パパ活とか愛人とか呼び方はどうであれ成功した既婚男性の一定割合がアラフォーあたりから踏み込むリスキーな「趣味」。
普段出会うような職場や取引先の女性、元カノ、かつての同級生、趣味仲間とかではなく社会的階層がうんと違う若い女性との非対称的な関係。
職場で会う場合でも若い部下などはこの範疇に入るかもしれない。
普段の家庭生活で妻や子供に軽んじられている腹いせなのか、高い社会階層を維持するために溜め込んだストレスの吐口なのか、あるいは陰キャとして過ごした青春のやり直しなのか。
最近のY議員もそうだが、数年前の医療系ベンチャーの経営者の方が衝撃的だった。なにせ妻は誰もが羨む才媛アナウンサーだった。

この趣味を考える際に比較対象として考えられるのが、キャバクラだ。社会階層の離れた若い女性と手っ取り早く関係をつくるならキャバクラが最適だがなぜそこにいかないのか。どうしても素人がいいのか、それとも質が低いのか。無垢感や処女性を求めるなら確かに素人の方がいいだろう。ただ、港区女子とキャバ嬢の違いはよくわからない部分が大きいが。


この人種を検討する際に比較すべきは社会的階層がある程度高いにも関わらず家族を第一に思い、保育園の送り迎えをし、妻のキャリアを応援する近年急速に増加している良妻ならぬ「良夫」の存在だ。
このタイプは女性からすれば大当たりで社会的階層は高く性格も穏やか子ども大好きでリスク回避的。中野信子のいうような安定型なのかもしれないが、妻への不満はあってもパパ活に手を出すようなそぶりはない。ストイックで筋トレなども怠らず職場でも何人かの女性ファンがいそうな存在だ。
元々の気質が「趣味」に踏み込むかどうかを決定づけると考えるのも一つだが、妻のキャリアのために自分を犠牲にすることを厭わないかがひとつ分水嶺になりそうな気がする。厭わないと書いたが、夫婦のパワーバランス的に強制的にそういうふうにさせられている男も多いだろう。
ある種リスク回避的な姿勢の中でアウトサイドオプションの探索が儘ならぬ状況で我慢しているともいえる。
いや、我慢しているという感覚はあまりないかもしれない。それどころではない。むしろ、目的関数が、完璧な父なのであればそれで十分なのかもしれない。


パパ活/愛人に走る男たちは何が違うのか。最初から妻のキャリアを応援する気もなく子どもにも関心がないのだろうか。子どもへの関心の低さはどこから来るのだろうか。
子供に関心が高かったとしても最終的に決定権が妻にあることがつまらないということあるかもしれない。家父長制が死んだ世界で家父長制を志向する化石なのかもしれない。

この化石が、ミドルライフクライシスという生理学的なイベントに際してリスキーな行動を取ると解釈してもいいかもしれない。


良夫タイプが安全かというとそうでもないと思う。ポテンシャルにはリスキーな行動をとるというのはミドルライフクライシスの遠因となる生理学的変化が訪れるという意味では。しかし、思い起こしてみるとストイックな運動や食生活がミドルライフクライシスの発症を送らせている可能性はある。

妻たちは夫の食生活の適正化と運動の逍遥をすべきなのかもしれない。