頭の先まで電流が走り、四六時中相手のことを考えるようなことはもうこの人生でないのだろうか。

その寂しさを埋めるためにアプリを開いてしまう。

いざ、若くて美しい女性に会ったとしても強烈なブレーキがかかる。

相手からしたら金銭を媒介にした関係なのだからぐいぐいこられても困る。

自分の中の男を抑え込んで行儀良く振る舞った先にあるのはしかしただの空虚な時間だ。

相手を傷つけない当たり障りのない会話。適当に褒め、適当に質問する。

だんだん酔いが回り相手が性欲の対象になっていく。

結末がどうなろうと空虚だ。好きなら好きと言ったほうがいいのかもしれない。それで切れたら終わりだ。