今日、NHKの「100分 de 名著」でアランの『幸福論』 というのを紹介していた。
私、大人になってからは活字苦手であんまり読まないので、テレビで解説・要約してくれるのはありがたい。
今年は色んなことがあって、気持ちが落ちている友人も多いし、世界的にも色んなことがありすぎて、心沈んでいる人がたくさんいる気がするので、ブログに記録しておきます。
今日見た番組は第4回目の「幸福になることは義務である」というテーマだった。「幸せにならなければいけない」と強く読者に訴える言葉。これ実は離れて住む親友が私にいつも言う言葉と同じ。いつも「幸せにならなアカンで!」って言われる。漠然と「幸せになれたらいいのになぁ…」ではなく「幸せになるんだ!」と強く思う気持ちが大事。
先月、親友から贈られてきたパワーストーンのブレスレットはそれを形にしたものだった。「初めて着用するときにはまず“願い”を声にだし、次にそれを叶えている自分を強くイメージしてください。」
それはこの石が願いを叶えてくれるのではなく、自分自身の内面に対して願う“偶像”のようなものではないかと思う。私が今、気落ちしている友人に贈るとしたら、メッセージエンブレム「brave」か、ビザンナンバー「1」を贈りたい。意味はメーカーサイト参照。http://shellie-store.jp
話をアランの『幸福論』に戻して。番組ゲストに医師で作家の鎌田實さん
が出演されていた。チェルノブイリ、イラク、 東日本大震災の被災地支援に取り組んでいる方。
アランの「幸せだから笑うのではない。笑っているから幸せなのだ」という言葉に対して、「もうわずかの余命しかないと思われた患者さんが、いつも笑顔で過ごしていたら、4年5年と寿命を延ばした」というお話をされていた。病気の友人には、声を出して笑ってもらえるような時間をプレゼントしようと思った。
心が落ちている人の気持ちは繊細で、何がその人の心に届くかわからない。何か一つを抜き出して伝えてもカンにさわるだけかも。だから暇つぶしにでも、これを読んで、自分にマッチした「気の持ち用」を見つけてくれたらいいな~と思う。
例えば「雨で嫌だな~ε-(ーдー)」と思うより「潤いの雨だ、やったー(‐^▽^‐)」って思った方が、ハッピーじゃない? そういう小さなキッカケを見つける本なのかなーと思う。
【イントロダクション】
不幸をなげき悲しみ、他人や社会のせいにするのはたやすい。しかし自己憐憫からは何も生まれないとアランは述べる。そして幸福を得る方法としてまず大事なのは、不幸の原因を見詰め、対処法を見つける事だという。そしてアランは、気分が沈まないようにするため、意識的にあくびや背のびをして気分をリラックスさせるといいと語った。
(NHK「100分 de 名著」 アラン『幸福論』 第1回 人は誰でも幸福になれる より)
NHKが発行しているテキストは、私がテレビで見たような解説などが入っていて分かりやすそう。
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