宮城県塩釜観光の続き

MARさん の実家から徒歩3分の港へ連れてきてくれた。「仙台が頑張ってるところも見てほしいけど、まだ復旧していない場所も見てほしい」と。私もその両方を伝えたいと思いつつも、地元の人たちの様々な感情を思うと思いとどまってしまいそうだった。だからこうやって案内してもらえて感謝している。


写真サムネでは分かりづらいので拡大してみて。

道路と歩道の間に長い亀裂。
塩釜港1

ここはこんなに段差ができている。

塩釜港2

陥没したことが一目瞭然な崩れたアスファルトと傾いた船。

塩釜港3


この波止場は今にも海水が上がってきそうなほどギリギリのところに海面が。

そんな状況でも地元の人はここに車を止めて釣りをしている。子供達が遊んでる。犬の散歩をする人がいる。

その横にはガランと空洞になった魚市場や加工場。海側では船を修理する為に重機が行きかっている。


写真を撮ったのはこのあたり。

塩釜港地図

[Google MAP 詳細 ]

MARさんの実家は、この場所からほんの1ブロック分、陸側。「あの建物の裏あたり」と指をさせるほどの距離。

ギリギリ、波が来なかったそうだ。ものすごい奇跡的だと思う。

塩釜港津波被害地図

[日本情報地質学会 東日本大震災津波現地踏査報告 ]


宮城県仙台塩釜港湾ホームページ


余談。上記港(塩釜港)より下の方、仙台寄りにある「仙台塩釜港」。

リスクノオトを立ち上げて以来ずっと利用している事務用品通販サイト「アスクル」の仙台物流が(A)、その下には横浜発祥のキリンビール仙台工場。
アスクル仙台物流
[Google MAP 詳細 ]


完全に津波に飲み込まれている。

仙台塩釜港被災地図

(LNEWS2011年03月17日) アスクル/仙台の物流センターが地震と津波で被害


私は3/11 14:41、アスクルの個人向けECサイトアスマル 」に日用品を発注していた。アスクル・アスマル、両方から出荷に関するお詫びや状況などのメールが届いた。まだ立ち上がって半年の新事業(しかも身内が勤務)がこの混乱に巻き込まれて、気掛かりな日々を送った。


私と仙台は、特に縁が深いわけではなかった…という文章を続けようと思ったが、長くなりそうなのでまた別の機会に。


この後はまた仙台ジャズフェスに舞い戻ったのです。18時終了だったのでダッシュです。続く。