響音薬品庫リスクノオト 編集長BLOG-2010072922520000.jpg

ルー=ガルー。
ネタバレしない程度に書かなくちゃね。

なんかねー、いま、自分たちが“慣れてしまった”この携帯電話やインターネットや秩序、これって10年前20年前30年前は当たり前ではなかったり、空想の世界で「こんなの現実にあるわけないじゃん」て思ってたことってたくさんあると思うの。

その、今から30年後の“当たり前の世界”が、本当は“当たり前ではオカシイこと”なんじゃないの?っていう問いかけなのかなと。

この映画に描かれた架空の世界を“異常”と今の私は感じるけど、もしかしたら30年後の私は“当たり前”と感じるかも。


そんな危機感を感じて、ゾワッとさせられた。


対人関係がうまく築けない人のことなんかも考えるきっかけになるかも。他人の気持ち、他人の立場、他人の生活水準、そういう他者と自分との違いを意識できたらいいなとも思う。


99分という短い時間の中に現代社会が投影されて、10代のこにとっても、大人にとっても“気付き”のある作品だと思う。そう、大人には10代の子供の心理を感じてほしいかな。


ここまで書くとすごい重くて真面目そうに見えるけど、スキャンダルが劇中に出てきたりして、いまどきの女の子のポップさもあったりして。テーマを見やすく伝わりやすく作られてるなあって思った。


今日の試写は男性客が多いように感じたけど、私は10~20代の女の子に見てほしいなって思ったよ。

人生は楽しく、自分らしく生きようよって。
そんな感じ。