109シネマズすげー!
スクリーンがめちゃくちゃデカくて、3D版じゃなくても3Dっぽく見えるし、何よりサウンドがリアル!
座席指定で真ん中より前方を取ったのだけど、真ん中よりちょっと後ろくらいがベストかも。
この迫力は昔ディズニーランドで見た「キャプテンEO」みたいな感じ。
サウンド的には、舞台を踏み鳴らす音とか、ドラムの音が、限りなく現実の音に近い。照明のプリズムも通常版では見えなかった細かいものが見えた。あと今回のマイケル・ジャクソンのは普通の映画とは違って、マイケル個人が記録用にホームビデオで撮った映像も含まれている。だからリハーサルシーンはホームビデオのカットと、カメラマンがプロ機で撮った映像が、あからさまに見分けられる。
ほんと素晴らしい技術だ。
このような追悼ドキュメントではなくて、本来行われるはずだったコンサートを、IMAXで見たかったな。
マイケル初挑戦だったスワロフスキーと電飾のついた衣装と照明とのコラボ、テレビでいいから見たかった。
今日感動したのはね、エンドロールでほぼ100%誰も動かず見ていて、すべての音が消えたら拍手が起こった。
日本人の感覚やマナーとして、映画館で拍手なんて普通起こらないんだよ。それくらい観客が感動した気持ちを表に出してしまう作品でありマイケルの生きざまだったのかな。
マイケルがリハーサルの最後のスピーチの中で、「4年で環境破壊を止めよう」って言ってた。彼が生きていたらできたんじゃないかとか、彼が裁判やスキャンダルに振り回されなかったら、すでに成し得ていたんじゃないかとか、考えてしまった。
それくらい、音楽には力があって、アーティストには力があって。
政治家がマニフェストを掲げて伝わらないことが、簡単に伝わったりするんだ。
そういう特別な力があるってことを、アーティストにはもっと意識していてほしいと思った。