昨日はかの有名なゲーム「FINAL FANTASY」の音楽を作っている植松伸夫さんのバンドのライブを見に行った。
ゲームは「スーパーファミコン」までしかやれなかったワタクシなので(技術的にね)、FFは正直さっぱりわからない。
社会現象としてニュースで見る程度。
だから音楽作家さんの名前なんて「なんとなく聞いたことがあるような…」というレベル。
このライブのご招待メールをいただいた時、周囲の人が「世界的に有名な音楽作家さんですよ!!!!」と騒いでくれなかったらそのすごさに気付かずに他の予定を入れてしまっていたかも。
とにかく凄い人だということで、しかも横浜BLITZが既にソールドアウトしているイベントだったので、
「行きます」
とお返事してゲーム関係のお仕事の方々をひきつれて行ってきました。
乗り換えめんどくさかったのでJRの駅からタクシーで行ってしまったのだけど、BLITZが見えてくるなり黒い人だかり
タクシーの運転手さんも「ブリッツにこんなに人が集まってるのは初めて見ましたよ」だって。
で、近づくにつれて何か違和感を感じる。
いつも私が見るこういった光景と完全に集まっている人種が違う(^_^;)
コレは入場したときにその特性があからさまに出ていて、オールスタンディングにもかかわらず、碁を並べるかのようにキレーに前方から整列していく。
私がいつも見るジャンルだと、ある程度の前方が埋まったら壁やら柵やらに人が集まっていくものなのに。
開演時間になったら司会の人が出てきて、やけにフレンドリーなカンジで前説のようなことを始める。
これがまた司会のプロでもアイドルでもなく、スクエア・エニックスの社員さんだというから驚きだ。
普段は何の仕事をしている人なのだろう? 広報とか? 営業とか??
ちなみに植松伸夫さんのバンドメンバーも元スクエア・エニックスの社員さんたちだそうだ。
いったいどんな会社だ
客電が落ちて演奏者が登場したら拍手が起こったΣ(・ω・ノ)ノ!
歓声ではなく、拍手だ。
まず最初はチェロの四重奏。
ゲームでの使用場面を知らないので、純粋にコンサートという感じで楽しんだ。
次はテクノユニットがVJなども使って楽曲を披露。
普通にクラブでかけたら盛り上がるんじゃない!?という感じだった。
そして最後は植松伸夫さん率いるTHE BLACK MAGES(ザ・ブラックメイジーズ)。
ロックというか、かなーりメタルな感じ!?
ギターテクがピロピロピロピロこれでもか!ってくらい披露された。
結構なおじさま集団なのにすっごいアグレッシブ!!
スクリーンにゲーム中の映像などが映し出され、なるほどこういうシーンなのか、と思いながら見ていたが、
FFを知っている方の情報によると、ゲーム中の「バトル曲」がメインだそうなので、かなり熱い。
ファンの方々はイントロだけで歓声が上がったり。
きっとゲームの世界に入り込んだみたいな感覚なんだろうな。なにせ皆さん大興奮だった。
私的にオォ~と思ったのは、最後に長い曲やるよって始めたのがオペラ調で、
10人以上の役者さんと、3人?6人?それくらいのオペラ歌手と、ストーリーを読みあげるストーリーテラーまで登場して、
バンド生演奏で舞台が始まったのだ。
そりゃーそりゃーもう、目をひんむいて「すーげーぇー!」って思いながら見てた。
ゲーム知らなくてもこんだけ楽しめたのだから、ゲームやってた人にとって、ましてやはまってやり込んでた人にとっては、そりゃたまらんイベントだろうよ!って思った。
今からゲームを学ぶのは私的に絶対無理なので、せめて映画くらいは見てストーリーを知っておけばよかったかなーと思いました