「英文法」を勉強する上で、ぼくだ大切だと思っていることは、「英文法」が英語を作っているということではないということです。
英語を分析した結果、「英文法」のような規則・ルールがあるということです。
少し緩く考えて勉強を始めた方が良いと思います。
また、武田塾の参考書ルートです。
【基礎徹底レベル】
[英単語]
・『中学版 システム英単語』
[英文法]
・『中学英語をもう一度 ひとつひとつわかりやすく。』
・『大岩のいちばんはじめの英文法 (超基礎文法編)』
・『高校基礎 英文法パターンドリル 』
[英文解釈]
・『高校英文解釈をひとつひとつわかりやすく。』
[英単語]
『システム英単語 Basic』
[英熟語]
『英熟語 ターゲット1000』
[英語長文]
『こわくない英語 出題パターン別長文問題』
『英語長文 レベル別問題集 3 標準編』
【日大レベル】
[英単語]
・『システム英単語』 or 『英単語ターゲット1900』 or 『必携英単語 LEAP』
[英熟語]
・『速読英熟語』 or 『英熟語 ターゲット1000』
[英文法]
・『大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)』
・『関正生の英文法 ポラリス 1 標準レベル』
・『英文法・語法 Vintage』
[英文解釈]
・『動画でわかる英文法(読解入門編)』
・『入門英文問題精講』
[英語長文]
・『関正生のThe Rules 英語長文問題集 1』
・『関正生のThe Rules 英語長文問題集 2』
・『関正生の英語長文 ポラリス 1 標準レベル』
これまでにも書いたように、ぼくは武田塾の参考書ルート(当時)に従って英語の勉強を始めました。
「英文法」は『大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)』や『肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本』、そして『Next Stage』へと続きました。
その後、「英文解釈」に進み、『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』や『入門 英文解釈の技術70』を勉強しました。
「英文法」 → 「英文解釈」の流れになりますが、結局 この流れは「英文法・英文解釈」であり、網羅系である『Next Stage』を除くと、「英文法」と言っても出てくる単元は「文型・動詞」「時制」「助動詞」「受動態」であり、「準動詞(不定詞・動名詞・分詞」「関係詞(関係代名詞・関係副詞)」であり、「仮定法」「比較」という特定の単元であることに気付きました。
また、「英文解釈」と言っても、これらの「英文法」の単元で解説されていることに気付きました。
「日大レベル」の「英文法」に『大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)』、『関正生の英文法 ポラリス 1 標準レベル』、『英文法・語法 Vintage』とありますが、『大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)』、『関正生の英文法 ポラリス 1 標準レベル』と『英文法・語法 Vintage』は分けて勉強した方が良いと思います。
『大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)』、『関正生の英文法 ポラリス 1 標準レベル』は「英文解釈」に繋がっています。
「「英単語」を覚えるとは」にも書きましたが、”勘所”を捉えて勉強できれば「英文法」「英文解釈」はそんなに時間はかかりません。
しっかり「英単語」を覚えておかないと「英語長文」に入っても「英単語」が完成していないということもあり得ます。
ぼくは並行して「ただよび 基礎英文法講座(もりてつ先生)」や「がっちゃん」を見ていました。
「ただよび 基礎英文法講座」も「文型」「時制」「受動態」「準動詞(不定詞・動名詞・分詞)」「関係詞(関係代名詞・関係副詞)」「助動詞」「仮定法」「比較」「その他」となっています。
そこで、ぼくはこれらの単元を「読解英文法」と呼ぶようになりました。
「英文法」の中でも、まずは、これらの単元を勉強し「英文解釈」 → 「英語長文」へと勉強を進めていくのが良いと思います。
一方、網羅系の英文法4択問題集(『Next Stage』『スクランブル』『Vintage』など)についてです。
このタイミングで勉強すると負担が大きくなると思います。
ぼくが勉強した『Next Stage』はレベルの高い問題が多い割に、あまり解説が詳しくないものも多いです。
”読解英文法”しか勉強していない状態だと、別途、何か他で勉強する必要があります。
英文法問題は、共通テストなど大学入学試験では減少傾向になっていますが、必要ないということではありません。
だから、継続的に勉強していきます。
「2024年 武田塾参考書ルート 英語編 2/2」では、「旧帝レベル 東大編」の中で[大問4A]の文法問題は、時間が無かったり対策が難しいのでスルーすることが多く、武田塾の参考書ルートでも一旦は対策なしとなっています。
兵庫県の須磨学園から現役で東大文科二類に合格した舩澤先生は、「過去問」演習に入る仕上げの段階で『スクランブル』の”文法”と”語法”を勉強しています。
「英文法の勉強法(東大生)」を参考に勉強して下さい。
「英語」の勉強のやり方として、「英単語」「英熟語」以外は、「英文法」 → 「英文法・英文解釈」 → 「英文解釈・英語長文」 → 「英語長文」 → 「過去問・復習」のイメージになります。
「MARCH・地方国公立レベル」や「早慶・旧帝大レベル」では、「英文解釈」と「英語長文」のレベルを上げていきます。
つまり、「英文法」は「日大レベル」が非常に重要になります。
もっと言えば「中学英語」の「英文法」が基礎となっています。
「英文法」に関すると、「英作文」の参考書である『英作文 ハイパートレーニング 和文英訳編』の解説も中身は「英文法」になっています。
もりてつ先生が「英作文」に関して、「”表現”を覚えて下さい」とよく言っていますが、「英語」特有の言い回しを覚えなければなりません。
単に「日本語」を「英語」に置き換えるというものではありません。
別のブログでも言いますが、「英語」というと、よく「訳」そうとします。
しかし、ぼくは「訳」す必要はないと思っています。
入試問題を解くというより、まずは「読む」ことが大事だと思っているからです。
何が書いているのかを「読む」必要があります。
入試問題自体、「読む」能力が求められています。
その上での「訳」となります。
「訳」すためには「日本語」能力(国語・現代文)が重要になります。
「英語」を「訳」と「意味」と「ニュアンス」という段階で意識するようにした方が良いと思っています。
「訳」さずに「意味」を取る。「ニュアンス」を意識する、です。
この辺りも「英文法」が重要になります。
武田塾の参考書ルートで言う「日大レベル」の『大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)』も『関正生の英文法 ポラリス 1 標準レベル』も”読解英文法”の参考書になります。
「基礎徹底レベル」の『中学英語をもう一度 ひとつひとつわかりやすく。』は完全に「中学英文法」になります。
また、『高校基礎 英文法パターンドリル 』は「英文法」の参考書ですが「英作文」的な視点から「英文法」を見ています。空所補充・整序文・英作文の観点から「英文法」を理解していきます。
いずれにしても「読解英文法」を理解して「英文解釈」で、一文一文の文構造を解釈・分析していきます。
「英文解釈」を勉強しながら「英文法」の理解をより深めていきます。
「英文法 → 英文解釈」ではありません。
「英文法 → 英文法・英文解釈」です。
そして、「英文法 → 英文法・英文解釈 → 英文解釈・英語長文」へと続いていきます。
「英語」の勉強の構造がわかれば、思いのほかこの辺りはあっという間に終わります。
この英文の構造の上に「英単語」が置かれているだけです。
本当に「英単語」や「英熟語」を覚える方が大変に思えます。
そして「現代文」同様に、何が書かれているのかを理解するための「読む」練習に入ります。
「読む」練習に入った際に「英単語」が揃っていなければ「読む」練習ができません。
当然、「訳」すこともできません。
「英単語」は『システム英単語』や『ターゲット1900』である必要はありません。
『システム英単語 Basic』や『中学版 システム英単語』、『ターゲット1200』や『ターゲット1400』でも構いません。
まずは単語帳一冊を完璧にするという成功体験が必要です。
例えレベルが低いと馬鹿にしている単語帳でも、一冊を完璧に覚えたという成功体験が重要です。
その成功体験を『システム英単語』や『ターゲット1900』に活かすだけです。
難しいものをやるよりも、まずは簡単だと思えるものから始めます。
「英文法」は”読解英文法”と”文法問題英文法”を分けて考える必要があります。
「読解英文法」は思いのほか簡単です。
「英語」は非常にシンプルなルールでできています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。