「英単語」を覚えることは受験生にとって非常にやっかいな課題です。
武田塾の参考書ルートでも、まずは英単語帳からのスタートになります。
CASTDICE でも1か月で「頭にたたき込む」勢いの体育会系勉強法となっています。
はたして単純に覚えることが「勉強」なのか? 「受験勉強」なのか?
「受験勉強」の中でも「英単語」を覚えることは少し異色の勉強になります。
英単語を覚えることを想像してみて下さい。
学校で年間100授業。
その全てで毎回10個で英単語テストがあります。
問われる10個の英単語は事前に決まっています。
全ての授業での単語テストで満点を取ることはできるでしょうか?
おそらく頑張れば、全ての単語テストで満点は取れると思います。
では、1年が終わった段階でこの1000個の英単語のうち、いくつを覚えているでしょうか?
おそらく大部分は忘れているのではないでしょうか?
覚えては忘れ、忘れては覚える・・・
これを繰り返します。
もし1日で10個の英単語を覚えられるとすれば、1日に20個の英単語を覚えることは可能でしょうか?
1日に30個の英単語を覚えることは可能でしょうか?
1日に50個の英単語を覚えることは可能でしょうか?
1日に100個の英単語を覚えることは可能でしょうか?
覚えた単語のうち、翌日も覚えている単語はいくつあるのでしょうか?
自分の覚える・忘れるというのを知ることもとても重要です。
自分を知ることにより計画が立てやすくなります。
武田塾の参考書ルートで選ばれている英単語帳は頻出度順に並んでいる英単語帳です。
結局 全てを覚えられれば良いのですが、そうはいかないので頻出度順の単語帳を選んでいます。
超重点単語は、『システム英単語』なら1~1200番まで、『ターゲット1900』なら1~800番までになります。
まずは『システム英単語 Basic』で十分です。
『中学版 システム英単語』と『システム英単語 Basic』で覚えることの成功体験を積みます。『』『』
『ターゲット1200』や『ターゲット1400』を完璧にすることです。
1日に20~30単語ペースで進めても、始点固定で進めても1か月(30日)で終わる計算になります。
何度も何度も回します。
20~30単語なら、朝・昼・夜と回せます。始点固定で回します。
下に武田塾の参考書ルートを載せておきます。
どういう風に感じるか分かりませんが、間違えることなく進めれば「英文法」は1か月もかかりません。
「英文解釈」を加えても2か月もかからず「英語長文」に入れます。
上手くいけば「英文法」と「英文解釈」は2か月もあれば終わります。
「英語長文」に入った段階で「英単語」が終わっていなければ、その後の勉強が非効率になります。
1日でどれくらいの英単語を覚えられるのか?
覚えるのにどのくらい時間がかかるのか?
そして、翌日にどのくらい忘れているのか?覚えていられるのか?
こういったこと一つ一つを確かめることも重要になります。
難しい英単語を覚えるより、「中学英語」の単語で覚えていないものをまずは固めて下さい。
そんなに時間はかからないはずです。
「覚えていない」ものは「覚える」しか覚えることができません。
放っておいても自然と覚えることなどありません。
「英文法」も「英文解釈」も「英単語」を覚えるほど努力はいりません。
「英単語」が覚えられたら「英語」は半分終わったようなものです。
今回の紹介動画では『システム英単語』と『ターゲット1900』を比較した動画を添付しています。
結論から言うと、どちらでも良いということです。
使いやすそうな方を使って下さい。
また、「ただよび 古文」の吉野先生の古文 助動詞の活用の動画を添付しておきます。
ぼくは「ただよび 古文」を見ながら「覚える」ということを学びました。
ちょうど「英単語」を一生懸命 覚えているときに「ただよび」が始まりました。
毎日のようにアップされる授業動画を見ているだけで、吉野先生が繰り返し繰り返し言っているのを聞いているだけで、自然と覚えていきました。
「覚える」ために毎日毎日 声に出して繰り返します。
その授業動画の一つがYouTube上にあったので添付しています。
是非 見て下さい。
おそらく「ただよび」にも「吉野先生」にも許可を取っていないと思われる違法動画の可能性が高いです。
削除される可能性があるので、早めにご覧下さい。
もう一つがスタディサプリの関先生の講義です。
「英単語」の覚え方です。
おそらく宣伝のために公開しているのではなかと思います。
こちらもいつまで視聴できるかわかりません。
「英単語」を覚えるとはどういうものかを覚えて下さい。
「覚える」とはどういうことかを知って下さい。
「英単語」でさえ全体像を知って、時間(期間)をかけて少しずつ覚えていきます。完璧にしていきます。
覚えては忘れ、忘れては覚えるの繰り返しです。
決して今日1日で全てを覚えることなどあり得ません。
ある程度の期間が必要です。
これからの1か月は大変に覚えるかも知れませんが、過去1か月は後悔無く勉強できたでしょうか?
過去1か月でいくつの「英単語」が覚えられたと思いますか?
「英単語」の”覚え方”や”聞き流し”のYouTube動画もたくさんあります。
始めなければ始まりませんし、終わりません。
武田塾の参考書ルートでは、
【基礎徹底レベル】
[英単語]
・『中学版 システム英単語』
[英文法]
・『中学英語をもう一度 ひとつひとつわかりやすく。』
・『大岩のいちばんはじめの英文法 (超基礎文法編)』
・『高校基礎 英文法パターンドリル 』
[英文解釈]
・『高校英文解釈をひとつひとつわかりやすく。』
[英単語]
『システム英単語 Basic』
[英熟語]
『英熟語 ターゲット1000』
[英語長文]
『こわくない英語 出題パターン別長文問題』
『英語長文 レベル別問題集 3 標準編』
【日大レベル】
[英単語]
・『システム英単語』 or 『英単語ターゲット1900』 or 『必携英単語 LEAP』
[英熟語]
・『速読英熟語』 or 『英熟語 ターゲット1000』
[英文法]
・『大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)』
・『関正生の英文法 ポラリス 1 標準レベル』
・『英文法・語法 Vintage』
[英文解釈]
・『動画でわかる英文法(読解入門編)』
・『入門英文問題精講』
[英語長文]
・『関正生のThe Rules 英語長文問題集 1』
・『関正生のThe Rules 英語長文問題集 2』
・『関正生の英語長文 ポラリス 1 標準レベル』
今回の紹介動画:武田塾
■『システム英単語』&『ターゲット1900』の単語チョイスの違い■
[『シス単』と『ターゲット』の違い]
高:過去のもりてつ先生の動画・・・
(「『システム英単語』と『ターゲット1900』で被っていない単語全解説)で・・・
結構 再生数も多くて・・・
森:あっ・・・そうですね・・・
高:武田塾チャンネルでも・・・川野先生が・・・『ターゲット』を最高に利用する方法というか・・・
アプリを使った方法とか・・・『ターゲット』の良い使い方について話した回があるんですが・・・
『システム英単語』と『ターゲット1900』・・・似てる単語帳として紹介しますが・・・
ぶっちゃけ、どっちの方が良いのか?・・・
『シス単』と『ターゲット』の違いを英語のプロから見て・・・聞きたいなと思うんですけど・・・
森:これですね・・・結構 言われていて・・・動画で調べたときに・・・
『シス単』にしか載っていない単語の方が多かったんですよ・・・
高:あぁーそれはそうじゃないですか?・・・だって『シス単』は2000語以上あるし、
『ターゲット』は1900だから・・・100個以上 多いわけですから・・・・・・
森:そうです。460語が『シス単』だけに載っていて・・・
『ターゲット』だけに載っている単語は230語くらいで・・・
これの調べ方は”見出し語”だけだったら簡単なんですが・・・もうデータであるので・・・
”ing”が付いていたりとか・・・”ed”が付いていたりとか・・・色々と形が変わっていたりして・・・
調べられなかったので・・・インデックスで全部1個ずつ調べて・・・とてつもなく時間がかかった・・・
高:関連語や派生語 込みで・・・
森:それを全部 調べたんです・・・
高:『シス単』のみに載っているの460語・・・『ターゲット』のみに載っているのが230語・・・
森:そうそうそう・・・。
どちらも見ていて思ったのは・・・やっぱり被ってないのは・・・
”簡単”か”難しい”かです・・・基本は・・・
重要な真ん中のレベルは、ほぼほぼ同じです。
高:差はないのですね?
森:そんなになくて・・・特に簡単なものに関しては・・・
「これだけ『シス単』の方がカバーしているじゃないか」(もりてつ先生)と言ったら・・・
コメントを見たら・・・「いや、それ『ターゲット1400』に載っていますよ」(視聴者)・・・
「『1400』と『1200』に載っていますよ」(視聴者)・・・というふうに来たので・・・
確かに簡単なものであれば・・・『ターゲット』は『1200』『1400』と下があるので・・・
なので、そうすると・・・ほぼほぼ重要な真ん中は変わらないんだなぁ・・・
高:『ターゲット1900』を使う際の注意点としては・・・
『シス単』に載っているような基礎の単語で・・・『1900』にない基礎の単語がある・・・
無理せず行くなら『1400』とか・・・場合によっては『1200』とか・・・
その辺の基礎から始めた方が『1900』は上手く行きやすいと言えるかも知れませんね。
森:ぶっちゃけ基礎で『1400』を完璧にしただけでも、入試問題がだいぶ解けます。
全然 日東駒専レベルだったら余裕でいける・・・全問とは言いませんが・・・
高:『1900』があまりにも有名すぎるので・・・メジャーな単語帳みたいになっていますけど・・・
『1400』をなめんなよ!という感じですか?は
森:そうですね・・・だから、僕が面倒を見てた生徒でも「『1400』を完璧にした!」というので・・・
ドドドッドドッと一気にレベルが上がった生徒がいましたからね・・・
それで、入試直前に『1900』を入れて・・・MARCHだろうと関関同立だろうと・・・
全然 間違いない・・・というレベルまで行きましたからね・・・
高:その生徒がもし『1900』から始めていたら・・・大事な単語が意外と抜けていた・・・
可能性が全然 ありますよね・・・
森:特にそうです・・・元々 不登校で全然やっていなかった生徒なので・・・
基礎がガッツリ抜けた状態だったので・・・『1400』でもこれだけいけるんだと思いました。
高:少し舐めがちですけど・・・『ターゲット1400』もスゴいぞと・・・
[単語のチョイス]
高:簡単な方と難しい方で・・・真ん中の大事な方は両方あるという話でしたが・・・
難しい方というのは・・・
森:『シス単』でも『ターゲット』でも・・・最後の章になってくると・・・いきなり難しくなる。
レベルがガンと変わるんですけど・・・そこで載っている載っていないの差が出てくる感じですね。
高:『システム英単語』の4章 1701番以降、『ターゲット1900』の1501番以降・・・
ここの単語のチョイス・・・基礎の単語は入試に出まくるから良いとして・・・
最後の方の単語のチョイスで・・・
森:チョイス?・・・難しいな・・・
高:『シス単』の著者の・・・・駿台の先生がいるじゃないですか・・・
『ターゲット』の方は少しわからないですけど・・・「このチョイス良いよね~」みたいな・・・
森:それは両方見てて思いますよ。「わかっているね」と思いますよ。
高:両方良いんだ。
森:どっちがというのではなく・・・どの英文・問題から取っているかわからないですけど・・・
「あ~はいはい、出るよね」って感じですよね・・・
高:『シス単』も『ターゲット』も差はあれど・・・両方 重要な単語という感じですか?
森:はい。
[『シス単』と『ターゲット』の特徴]
高:『シス単』と『ターゲット』をフュージョン(融合・一体化)させた・・・
単語帳が本当はあれば・・・もりてつ先生のお眼鏡にかなうというか・・・
森:ぶっちゃけ、僕はデザインだと思います・・・どっちを選ぶか・・・
高:チョイスの差ではなく、デザインの差であると・・・そりゃそうですよね・・・
過去の動画の「『ターゲット1900』と『シス単』の違い」みたいなところでも・・・
ミニマルフレーズで多義語の『シス単』か・・・例文の『ターゲット』か・・・
『ターゲット』は折って使うこともできるとか・・・アプリもあるとか・・・
機能面とかの差が大きいと・・・
森:個人的に色々 自分で受験相談をしたり・・・「どっちが良い?」と聞いていくと・・・
女の子は『ターゲット』を選ぶ傾向があります。
高:そういうでデザインですからね・・・
『シス単』とかね・・・「単語虫くん」でしたっけ?・・・変な虫の絵が載っていたりして・・・
少しグチャグチャとしているから・・・
森:男の方が「ガンガン覚えたい、俺は!」という人が多いですね。
高:ガンガン覚えたい人は『シス単』なのかな・・・
森:「多い方が良いでしょ?」みたいな・・・ちょっと多かったです・・・
「結構『ターゲット』を選ぶな~」(もりてつ先生)と思いました・・・女の子たち・・・
高:表紙のデザインとかも、色々なデザインがあるから・・・
あれは女の子を狙っているのかも知れないですね・・・
森:すっきりしている方が良いという人は多いです・・・
高:チョイスはもりてつ先生が見ても両方良いよと・・・どっちを選んでも別に問題はないと・・・
森:そうですね・・・二冊目をすごくいう人がいますけど・・・
あそこのレベル(『シス単』『ターゲット』)まず、完璧になっていますか?
それが一番重要です。
高:『シス単』『ターゲット』をまずはめちゃくちゃ仕上げろと・・・
森:そうです・・・やっぱり難しい単語に目が行っちゃうわけですよ・・・
高:『出る順で最短合格! 英検Ⓡ 準1級 単熟語EX』だ・・・
『大学入試絵単語 SPARTA3 mastery level 1000語』だ・・・『速読英単語 上級編』だ・・・
森:だからX(旧 Twitter)上でも、難しい単語を紹介すれば・・・こんなのが早慶に出ました・・・
って言ったら・・・バズるわけ・・・
難しい英単語に目が行っちゃうんですが・・・そうじゃなくて・・・
難しい英単語でも推測するためには・・・基本的な単語を知っているかどうかがカギなんで・・・
難しい者に目が行くけど・・・慶應のSFCの問題だって・・・
『ターゲット』『シス単』レベルの単語がメインですから・・・それを忘れないで欲しい・・・
高:わかりました。
森:結論。『システム英単語』と『ターゲット1900』・・・単語のチョイスはそんなに差はない・・・
後半の難しい単語は、やや差はあるが・・・両方 良いチョイスだよ。
片方がおかしいということはない。
『ターゲット1900』は基礎単語が抜けている部分があるので・・・
不安な人は『1400』をやることを推奨・・・
参照:「システム英単語とターゲット1900で被っていない単語全解説」(2021/6/12)(28:14)
高:長めの28分くらいの動画で・・・
森:めちゃくちゃ時間がかかりましたからね・・・
高:1個1個の単語の解説付きで・・・興味ある方は是非 見て下さい。
もりてつ先生に『シス単』と『ターゲット』の違いを聞いてみました。
[今回のまとめ]
① 『ターゲット1900』で基礎が不安な人は『ターゲット1400』推奨
② 単語のチョイスに差はあれど両方良い
③ 難しい単語を推測するためには基礎が大切
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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