物理」に続き「2024年 武田塾参考書ルート 化学編」です。

今回も文字数が多くなってしまいました。

 

「化学」は「日大レベル」 → 「MARCH・地方国公立レベル」 → 「早慶・難関国公立レベル」の3段階になっています。

「日大レベル」の中に、苦手な人の「基礎徹底ルート」と得意な人の「実力養成ルート」があります。

 

「日大レベル(基礎徹底ルート)」は、

 ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 理論化学』

 ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 無機化学』

 ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 有機化学』

 ・『化学図録』

 ・『高校これでわかる 基礎問題集 化学基礎』

 ・『高校これでわかる 基礎問題集 化学』

 ・『化学 入門問題精講』

 ・『化学 基礎問題精講』

 ・『宇宙一覚えやすい 化学反応式 ハンドブック』

 

「日大レベル(実力養成ルート)」は、

 ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 理論化学』

 ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 無機化学』

 ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 有機化学』

    か

  『橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業』

  『橋爪のゼロから劇的にわかる無機・有機化学の授業』

 ・『リードLightノート 化学基礎』

 ・『リードLighrノート 化学』

 ・『宇宙一覚えやすい 化学反応式 ハンドブック』

 ・『化学 基礎問題精講』

 

「MARCH・地方国公立レベル」は、

 ・『化学 重要問題集 化学基礎・化学』の”A問題”

 ・『大学入試の得点源 化学(理論)』

 ・『大学入試の得点源 化学(無機)』

 ・『大学入試の得点源 化学(有機)』 

 

早慶・難関国公立レベル」は、

 ・『化学 重要問題集 化学基礎・化学』の”B問題” 

 ・『大学入試の得点源 化学(理論)』

 ・『大学入試の得点源 化学(無機)』

 ・『大学入試の得点源 化学(有機)』

 

となっています。

動画の中で各参考書・問題集の特徴・使い方を解説しています。

 

 

紹介動画:武田塾

■2024年 武田塾参考書ルート 化学編■

 「化学」の参考書ルート紹介も高田先生、清水先生、石橋先生の3名です。

  [武田塾の参考書ルートの構成] 

    日大レベル 

     「基礎徹底ルート」と「実力養成ルート」

      ↓ 

    MARCH・地方国公立レベル 

      ↓ 

    早慶・難関国公立レベル 

 

 「化学」の参考書ルートは3段階になっています。

 「日大レベル」の中に「苦手な人」向けの「基礎徹底ルート」とある程度「得意な人」向けの「実力養成ルート」の2種類に分かれています。

 

日大レベル(基礎徹底ルート)

 まずは「基礎徹底ルート」から話していきたいと思います。

 「基礎徹底ルート」の対象者は偏差値60未満の人たちです。

 「化学 苦手意識あります」「定期テスト 平均点前後です」「化学はこれから頑張らないと・・・」

 そういう人たちに推奨したい参考書になります。

  ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 理論化学

  ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 無機化学

  ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 有機化学

  ・『化学図録

  ・『高校これでわかる 基礎問題集 化学基礎

  ・『高校これでわかる 基礎問題集 化学

  ・『化学 入門問題精講

  ・『化学 基礎問題精講

  ・『宇宙一覚えやすい 化学反応式 ハンドブック

 

 これらがやって欲しい参考書になります。

 『宇宙一わかりやすい』・・・これは本当に神参考書というか・・・

 『宇宙一』は盛っているのではないかと思いましたが・・・全然 遜色ないくらい・・・

 これよりわかりやすい参考書はない!

 「化学」は、学校で「教科書」とか『セミナー 化学基礎+化学』を配られていると思いますが・・・

 どうしても挫折しやすいと思うんですよ・・・

 「化学」は・・・「物理」もそうですが・・・目に見えないものが多いですよ・・・

 現象で色が変わると言われても・・・その中でどの物質がどうなっているのか見えない・・・

 そこを上手くビジュアライズ(視覚化)してくれていると思います。

 例えば『宇宙一』で面白いなと思ったのは・・・

 ”分子”を飛行機に例えて・・・説明するページがあったりする・・・

 ガチガチの理系の人からすると・・・「飛行機な訳がない!」という話なのですが・・・

 「化学」をイメージしやすくする工夫がされている。

 あれだけ分厚いのは・・・何で分厚いかと言うと・・・イラストが多いからなんですよ・・・

 いっぱいイラスト化してくれているので・・・あのボリュームになっているのですが・・・

 「化学」が苦手な人にとってみれば非常にありがたいことだと思います。

  石橋:かなり視覚化されていて・・・先ほど話していた絵がたくさんあって・・・

     これは賛否両論あるかも知れませんが・・・

     最初にイメージのとっかかりを作るというところでは・・・

     「こんなイメージで繋がっているんだ!」というところで・・・

     「化学」嫌いのアレルギーがなくなりやすい・・・のかなと思います。 

 是非『宇宙一』を読み込みながら、進めて下さい。

 

 では、問題集にいきましょう。

 問題集は三種類です。

 『高校これでわかる 基礎問題集 化学基礎』『高校これでわかる 基礎問題集 化学』・・・

 『化学 入門問題精講』『化学 基礎問題精講』を分野ごとに進めていきます。

 

 『基礎問題集 化学基礎・化学』と『入門精講』はセットで分野ごとに進めます。

 ”化学基礎”の分野、”理論化学”の分野、”無機化学”の分野、”有機化学”の分野・・・

 ・・・でこの2冊は分野ごとに進めていくというイメージです。

 『これでわかる 基礎問題集』と『入門精講』が全分野が終わったら・・・

 『基礎問』をまとめて一冊・・・取組んでいく。

 

 『高校これでわかる 基礎問題集』(化学基礎・化学)からいきます。

 『これでわかる基礎問題集』は”暗記”に特化しています。

 各分野の覚えなければいけない用語・語句・式を穴埋め方式で学べる構成。

 「化学」は初めは”暗記”ありき・・・です。暗記に特化した参考書です。

  石橋:定期テストで聞かれるようなところから・・・ 

     それ以前の前提知識のところから、本当に丁寧に・丁寧に・・・

     「これでもか」というくらい・・・簡単な知識も問われていて・・・

     逆に言うと・・・それが抜けていると、次の問題集なんてできない・・・

     その辺りから徹底的にやれる良い参考書だと思います。

 「まずは覚えないといけないことを覚えるんだ!」という人は・・・

 『これでわかる基礎問題集』から始めてもらえたらと思います。

 

 次が『化学 入門問題精講』になっています。

 『入門問題精講』は「数学」や「物理」の参考書と近い内容で・・・

 左上に問題が載っていて・・・その下が解説になっている。

 その問題のポイントが”Point”という形でまとめられている。

 ”解説”も一問一問 詳しくて・・・「化学」の参考書の中では、手厚い問題集となると思います。

 『入門問題精講』と『基礎問題精講』をセットでやってもらいます。

 

 『これでわかる基礎問題集』は、用語を一個一個 覚えるために使う(用語の暗記

 『入門問題精講』は、その覚えたことを使って実際に問題を解いていく(実践用の問題集

 『基礎問題精講』は、一通り全分野 終わったらレベルアップした典型問題に取組む(典型問題

 ・・・の流れになります。

 ここまでが問題集の部分になります。

 

 『基礎問題精講』は”基礎”という割には、なかなか難しく・・・

 苦戦している生徒を見たことがあるけれど・・・

 どれくらいの到達度のイメージですか? この「徹底ルート」をやったら・・・ 

  → 「日大レベル」は十分 取れる!かな・・・ 

    上手くいけばMARCH・関関同立の易しい問題・取らないといけない問題も取れると思います。

 学校で配られるのは『セミナー』が多いと思うのですが・・・

 『セミナー』は、解説が詳しくない箇所もあるので・・・

 『入門精講』『基礎問』のセットで進めた方が解説が手厚いし・・・躓くところは減るのではないか・・・

 

 あと何点か補足すると・・・『宇宙一覚えやすい 化学反応式 ハンドブック』という教材があります。

 これはスタートのタイミングが『これでわかる基礎問題集』の”無機化学”を始めると同時に・・・

 『宇宙一覚えやすい 化学反応式 ハンドブック』をスタートして欲しいと思います。

 覚えないといけない反応式がまとまっている

 ”暗記”に特化した教材です。

 「化学」全体の基礎で・・・覚えなければいけないことをコンパクトにまとめてくれていて・・・

 そもそも”無機”以降の範囲は・・・覚えなければ始まらない・・・”暗記”が学習の大半を占める・・・

 ”無機”以降は、この参考書を重宝して欲しい・・・

 この参考書で”覚えなければいけないこと”をまず”覚えて”・・・

 『入門精講』『基礎問』の問題を解いていって欲しいと考えています。

 反応式 一個一個の大事なポイントなどが、まとめて載っている参考書です。

 この参考書はチョイスが良い・・・ 

  石橋:例えば Na であれば・・・これが左辺にくる反応で・・・右辺にはこういう反応がするなど・・・

     一気にまとまっていて・・・ 

     「この物質を見たら○○と○○と浮かぶよ!」ね・・・というのがまとまっていて・・・

     各分野 ”無機”だったり”有機”だったりというところでまとまっているので・・・

     量的には多く見えてしまうかも知れませんが・・・

     最低限といっても過言ではない重要な反応式が載っているので・・・

     隙間時間を使って・・・しっかり覚えていって欲しいなと思います。

 この参考書の魅力はボリューム感だと思っていて・・・

 『福間の無機化学の講義』Doシリーズや『鎌田の有機化学の講義』Doシリーズ・・・ 

 この参考書も別冊で、覚えないといけないことが・・・まとまっているのですが・・・

 基礎の覚えないといけないことから・・・二次試験レベルの難しいことまで載っていて・・・

 ボリュームが多過ぎる・・・できる人は最初 そちらでも良いけど・・・

 苦手な人は「まずはこの『ハンドブック』の反応式を覚えて」と言いやすいことが・・・

 すごく魅力かも知れないです。

 『宇宙一覚えやすい 化学反応式 ハンドブック』を重点的に覚えていきましょう。

 

 ”暗記”から逃げないことが”無機”・”有機”で成績を伸ばすコツ

  石橋:まさにその通りだと思います。

     つまみ食い的に勉強しても・・・何となくで覚えていても・・・逃げないことが大切です。

 この『ハンドブック』をフル活用して欲しいです。

 

 講義のところで『宇宙一わかりやすい高校化学』(理論・無機・有機)と『化学図録』を・・・

 セットで使おうと・・・武田塾のルートで新しく『化学図録』をやってもらうことにしました。

 高校でも配られていると思いますが・・・この『化学図録』を適宜参照しながら・・・

 例えば”炎色反応”の色や・・・化学の実験のところや・・・物質の鉱物のところや・・・

 写真付きで覚えた方が頭に入りやすいかったり・・・することがあると思うので・・・

 『化学図録』を適宜参照しながら勉強してもらえたらと思います。

 

 以上が「日大レベル(基礎徹底ルート)」でした。

 

日大レベル(実力養成ルート)] 

 続いて「日大レベル(実力養成ルート)」です。

 講義の参考書が先ほど紹介した・・・ 

  ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 理論化学

  ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 無機化学

  ・『宇宙一わかりやすい 高校 化学 有機化学

    か

   『橋爪のゼロから劇的にわかる理論化学の授業

   『橋爪のゼロから劇的にわかる無機・有機化学の授業

 この選択制にしています。

 問題集の方は・・・

  ・『リードLightノート 化学基礎

  ・『リードLighrノート 化学

  ・『宇宙一覚えやすい 化学反応式 ハンドブック

  ・『化学 基礎問題精講

 です。

 要は『これでわかる基礎問題集』(2冊)と『入門問題精講』が「基礎徹底ルート」・・・

 「実力養成ルート」は『リードLightノート』を使っています。

 

 『リードLightノート』はすごく良い参考書ですが・・・挫折率も高い参考書です。

 かなりボリューミーです。

 『化学基礎』は、まだ良いんですが・・・『化学』の方はかなり時間がかかる。 

 全部で17章あって・・・本当に簡単な覚えないといけないものから・・・しっかりした計算問題まで・・・

 大量にこなしていく参考書です。

 「化学」が苦手な人が・・・この量をやっていくと・・最後まで到達できないことがあるので・・・

 学校の授業について行けている人や・・・

 初手の参考書で・・・一定のレベル以上に仕上げられる体力がある人・・・時間的余裕もそうです・・・

 そういう人が『リードLightノート』でも良いのかな・・・と思います。

 

 「実力養成ルート」で「日大レベル」を進めていく人は・・・偏差値60以上の生徒が・・・

 対象になると思います。

 学校の定期テストでも、ある程度 得点できていて・・・『リードLight』に一問一問つまづかない人・・・

 ドンドン進んでいける人・・・「化学」にある程度 時間を割ける人・・・が対象になると思います。

 ただし、『リードLight』で・・・あれだけ・・・あの手この手で演習をこなしていけば・・・

 力は相当つくと思います。

 『リードLight』は網羅度が抜群なので・・・一冊をしっかりやってもらえば・・・

 相当な力がつきます。

  石橋:量は多いけど・・・その分・・・ハイリスクハイリターンと言えばあれですけど・・・

     そういった参考書になっています。

 得られるものは大きいですよと・・・

 なので『リードLightノート』を「実力養成ルート」では使っていきます。

 

 講義の方に戻って話をすると・・・

 『宇宙一』が・・・冒頭で石橋先生が賛否両論ある・・・と言っていましたが・・・ 

 高田先生が色々な人に「化学」の参考書を勧めてきて・・・

 本格的な理系の人たちは・・・『宇宙一』を嫌う傾向にある。

 『宇宙一』の説明は文系脳というか・・・文系の人でもわかる説明をしよう・・・

 「化学の○○をイメージするとこうだよね・・・」「図にするとこうだよね・・・」・・・

 「文章にするとこうだよね・・・」という風に・・・あの手この手で・・・

 わかりやすくかみ砕いて説明しようとしているのですが・・・

 理系の人が求めているものは・・・もっとスッキリした解説を求めている傾向にある・・・

 今 書店で売られている参考書の中で・・・新課程に対応していて・・・

 「化学」でスッキリした解説の参考書と言えば・・・この『橋爪のゼロから劇的にわかる』シリーズ・・・

 がそれに該当すると思います。

 一番 王道で・・・コンパクトな説明で・・・完結にわかりやすく・・・というのがこの『橋爪』かな・・・

 という理解なんですが・・・

  石橋:本質の部分を難しくいき過ぎず・・・ある程度 初学の人でも・・・

     しっかり理解していける内容になっていると思います。

 偏差値60以上の人がこのルートの対象だと話しているが・・・

 どちらの解説が好みか・・・読み比べてもらって・・・

 「将来的に理系で勉強していきたい」「大学でも理系の勉強を頑張りたい」と思っている人は・・・

 『橋爪』の方が合うというパターンもあると思っているので・・・

 

 武田塾では『宇宙一』がすごくわかりやすい参考書だと思っていますが・・・

 『橋爪』が好きという理系の人がいることも理解できるので・・・

 だから、選択制にしています。

 好みの方を選んでもらえたらと思います。

 実際に・・・立ち読みじゃないですが・・・同じ分野の解説の違いを読む比べてもらうと・・・

 よりわかりやすいと思います。

 

  「実力養成ルート」

    『リードLightノート 化学基礎』

    『リードLighrノート 化学』

   ”無機”をスタートする時点で・・・

    『宇宙一覚えやすい 化学反応式 ハンドブック』

   をスタート・・・”暗記”に特化・・・”無機”・”有機”反応式を覚えていく・・・

   『リードLightノート』の仕上げとして

    『化学 基礎問題精講』

   でアウトプットの演習をして、『リードLightノート』が身に付いているか確認して・・・

   「日大レベル」の終了。

 

 ここまで「日大レベル」の「基礎徹底ルート」と「実力養成ルート」・・・

 それぞれ違いがある・・・そこを理解して使い分けてもらえたらなと思います。

 ただ、ガッツリ演習量を確保して・・・『リードLight』でもやっていける人は・・・

 「実力養成ルート」が合うと思います。

 『リードLight』がキツイという人は・・・

 『これでわかる基礎問題集』『入門精講』が合うと思うので・・・それぞれ見比べてもらって・・・

 『リードLight』のハードルが高いと思うので・・・『これでわかる基礎問題集』を見てもらって・・・

 「これなら仕上げられそう」というボリューム感になっているので・・・

 自分にとってやりやすい方・取組みやすい方を選んでもらって・・・

 偏差値でいうと60以上が「実力養成ルート」で『リードLight』・・・

 60未満の人が『これでわかる基礎問題集』『入門精講』の組合せが上手くいくと考えています。

 

MARCH・地方国公立レベル] 

 続いて「MARCH・地方国公立レベル」の話をしていきます。

 使う参考書は2シリーズ、

  ・『化学 重要問題集 化学基礎・化学』の”A問題

  ・『大学入試の得点源 化学(理論)

  ・『大学入試の得点源 化学(無機)

  ・『大学入試の得点源 化学(有機)

 

 ついでに言ってしまうと「早慶・難関国公立レベル」の場合は、

  ・『化学 重要問題集 化学基礎・化学』の”B問題” 

  ・『大学入試の得点源 化学(理論)』

  ・『大学入試の得点源 化学(無機)』

  ・『大学入試の得点源 化学(有機)』

 『大学入試の解く得点源』は並行して継続しながらやっていく。

 

 『重要問題集』は「化学」ルートから外せない・・・基本的にみんなが勉強している参考書なので・・・

  石橋:”A問題”は典型問題なので絶対に落とさないでね・・・解けて欲しいよね・・・という問題・・・

     ”B問題”も、これさえできれば難関大の「過去問」にも立ち向かっていける問題・・・

     バランス良く配置された良い問題集だと思います。

 入試でよく出る問題を分析して・・・ヒット率が高いです・・・

 『重要問題集』をしっかり仕上げておいてくれたら・・・お釣りがくるじゃないですが・・・

 「化学」においては・・・勉強としては十分かなと・・・

 時間がない人のショートカットの手段としては・・・いくつか選択肢があるかも知れないですけど・・・

 時間がある人だったら基本的には・・・「MARCHレベル」だったら『重要問題集』の”A問題”・・・

 「早慶・難関国公立レベル」だったら『重要問題集』の”B問題”・・・までを仕上げておいて欲しい・・・

 

 具体的な大学で言うと・・・”B問題”が必要な大学は、旧帝と早慶ですかね・・・

 あとは東工大と国公立・医学部・・・である程度 高得点が必要なところとか・・・

 北海道大学・九州大学でも『重要問題集』は”B問題”までやった方が良いですか? 

  石橋:「化学」はそこまでやっても・・・ロスにはならないと思います。

 神戸大学とか筑波大学は迷いますね・・・

  石橋:どれくらい取りたいかによって変わってくるので・・・

     普通に合格点が取れれば良い場合は・・・全然”A問題”でもいい・・・

     差をつけたい場合は、”A問題”だと少し心許ないかなと思います。

     自分の目標点によって変わると思います。

 上位の国公立も・・・一応 やれるのであれば”B問題”までやって欲しいと思います。

 

 続いてセットで使う『大学入試の得点源』という参考書・・・

 これは、この動画がリリースされる頃(2024/2/23)は・・・

 旧課程の参考書が手に入ると思いますが・・・これも絶版気味になっていて・・・

 そして新課程の参考書が、また出版される予定ということを・・・・出版社の人から聞いているので・・・ 

 旧課程でも新課程でも、手に入る方を使って欲しいのですが・・・

 この『得点源』はとても良い参考書ですね。

 

 イメージは、「化学」の覚えないといけないポイントをまとめた参考書ですが・・・

 予備校の板書!って感じですかね・・・

 「化学」は高田先生も受験生のとき苦手だったが・・・情報が多すぎて・・・

 何を覚えないといけないのか・・・とか・・・どれが入試に出るのか・・・が全く整理できなかった・・・

 全部が大事な情報に見えて・・・でも全部を覚えることは不可能なので・・・

 どこをメインで覚えれば良いかがわからなかったが・・・

 でも、『大学入試の得点源』は・・・

 「これは、この3つを覚えろ」とか・・・「ここがよく入試で問われる」・・・みたいな・・・

 メモとかポイントとか・・・いわゆる高校の先生や予備校のカリスマ講師とかが・・・

 「ここは出るぞ」とか・・・「ここは絶対に覚えておけよ」とか・・・

 一言一言 書いてくれているような参考書かな・・・と高田先生は理解しています。

 『重要問題集』でも・・・特に”無機化学”や”有機化学”は・・・

 まず、覚えていないとそもそも始まらないじゃないですか・・・

 要は「ここを覚えておけ」という・・・「化学反応式はここが大事」なんだぞ・・・というところを・・・

 教えてくれているので・・・それを一通りしっかりとチェックしてから問題を解くと・・・

 スムーズに勉強ができる。

  石橋:どの分野でも使える知識が入っているので・・・「化学」は情報量が多くなりがちなので・・・

     どこに・・・注目すれば良いのか・・・

     ”理論”だったら・・・「こういう文章があったら・・・こういう式を立てよう・・・」みたいな・・・

     ”無機”の”元素分析”だったら・・・「これがあったら・・・この物質が絶対にあるよね」・・・

     ”構造決定”だったら・・・「この物質があるってことは・・・この官能基があるよね」みたいな・・・ 

     どうやって整理していけばいいのか・・・難しいところを・・・階層化して・・・

     「これは・・・これ」「これは・・・これ」みたいに・・・より要点的にまとまっていて・・・

     すごく使いやすい・・・じゃないかなと思います。

 問題を解くためのキー! みたいな・・・

  石橋:そうです。キーワード抜粋型の構成になっている・・・

 そこは引き出しとして盛っておくと・・・実践的な力が付いてきますよね・・・

 

 『化学反応式 ハンドブック』が・・・まず、基礎的に「覚えろよ」というところで・・・ 

 『入試の得点源』は実戦的な知識を学ぶ・・・使える武器にしていくみたいな・・・ 

 そして、やはり『重要問題集』をやっている人で・・・上手くいっていない人の特徴としては・・・ 

 そもそもの”暗記”が足りていない人が多い! 

 ”理論化学”とかであれば、まだマシかも知れませんが・・・”無機化学”や”有機化学”は・・・

 まずは覚えないと話にならないが・・・覚えていない状態で『重要問題集』に挑んでも・・・

 結局 知識がないので全くわからない! 

 たから『ハンドブック』や『入試の得点源』で・・・必要な知識をインプットして・・・

 そして『重要問題集』で・・・実際に”無機化学”や”有機化学”の問題を解いていく・・・

 それで初めて勉強に意味が出て来る! 

 学校で配られた『重要問題集』を・・・ただ、目的もなく回しているだけだと・・・

 「化学」は実力がつきづらいと思うので・・・まずは必要なものをインプットするという位置づけで・・・

 『入試の得点源』は使いこなして欲しい。 

 

 『重要問題集』と『入試の得点源』は並行してやっていきます。

 『入試の得点源』を読んで、『重要問題集』を解く感じで進めていけばいいかなという感じです。

 どちらかというと先に『入試の得点源』ですかね・・・

 覚えていない状態で『重要問題集』を解いても意味がないので・・・

 先に『入試の得点源』で必要な知識を入れてから『重要問題集』を解くと良いと思います。

  石橋:武器を使う練習ができると・・・一番 理想的な動きだと思います。

 

早慶・難関国公立レベル] 

 「早慶レベル」や「難関国公立レベル」に関しては・・・

 『重要問題集』の難しい”B問題”までやっておいて下さい。

 

 以上で「早慶・難関国公立レベル」の・・・『重要問題集』”B問題”まで話してきました。

 

 ここからは参考書ルートには入っていないですが・・・追加でこんな参考書もありといった・・・

 『重要問題集』の”B問題”が完璧になった人がやると良い参考書も紹介できると思いますが・・・

  石橋:時間がある人は、それこそ『化学の新演習』とか・・・やっても良いのかな・・・

     分野ごとでも良いですが、余裕がある人はやったり・・・

     あとは計算系であれば・・・『化学の計算』とか・・・『化学 標準問題精講』の計算問題など・・・ 

     そういう問題をピックアップしてやることもありだと思います。

 『化学 標準問題精講』はとても難しい・・・

 『重要問題集』の”B問題”が完璧になった人は、残り時間で『化学 標問』に挑戦しよう。

  石橋:あとは”有機化学”の”構造決定”を鍛えたい場合、駿台の『有機化学 演習』も・・・

     かなり良いと思います。

 ”構造決定”は難関大学ではほど出ますか? 

  石橋:どこでも出る! 

 なので”構造決定”は、ある程度 こういうアプローチで解くという・・・パズルのような感じですね? 

  石橋:そうです。でも本当に炭素の数が少ない物質とかの場合、これは典型問題でも・・・

     条件がなくても全部 書けるくらいの・・・本当に力をつけておいて・・・

     より難しい問題が来たら・・・それを駆使して正解していく! みたいなところなので・・・

     典型問題は・・・やっておいて・・・より難しい問題がきたときに・・・

     やれる体力を付けておく・・・ことが大事かな・・・

 時間が余っている人で、”構造決定”を鍛えたい人は、駿台の『有機化学 演習』がオススメ・・・

 あとは『化学の図録』についての愛は・・・「化学」好きは『図録』好き・・・みたいな・・・

  石橋:視覚的イメージは、すごく大事だと思います。

     例えば、”炎色反応”だと「リアカーなきK村~」みたいなのがあると思いますが・・・

     あってもよくわからない。けれど実際に見たら「こういう風に光るんだ!」と・・・

     視覚情報として入ってくることが大事で・・・特に”無機化学”や”実験”の範囲などは・・・

     色や形や配置が大事になるので・・・そういったところを実際に見て・・・

     「化学」はパッと目の前でできることは少ないと思うので・・・そういうところを・・・

     『図録』で補完する感じですね・・・ 

 最初の実力がないときから・・・完全に『図録』を読み込むことはオススメしませんが・・・

 適宜 参照しながら・・・休み時間とか・・・空いている時間に・・・パラパラッと見ながら・・・

 「化学」を好きになるキッカケにしてもらうとか・・・イメージしやすくする・・・

 というサポート教材として・・・『図録』はずっと・・・最初から最後まで・・・長い付き合いで・・・

 少しずつ仕上げていってもらえたらなと思います。

 

 「化学」は以上になります。

 

 「化学」の性質を最後に話しておくと・・・”暗記”の要素と”計算”の要素が半々ずつある! 

 ”覚える”べきところはしっかり暗記用の教材を・・・今回の武田塾のルートでパワーアップして・・・

 『ハンドブック』と『得点源』が入っているので・・・それらを駆使して覚えてもらって・・・ 

 ”計算”は計算のところで・・・『問題精講』シリーズが計算と相性が良いので・・・

 『リードLight』もそうですが・・・計算はそこで強化してもらって・・・盤石な基礎をつくって・・・ 

 あとは『重要問題集』で上のレベルは仕上げていこうと・・・

 

 特に「化学」は基礎の仕上げに時間がかかる。

  石橋:下地や土台作りにかなり時間がかかると思います。

 「物理」と比べても覚える量は、「化学」の方が圧倒的に多いので・・・

  石橋:その分 得点に直結しやすい! しっかりやっていって欲しい。

 基礎を仕上げると、ある程度 模試でも戦える?

  石橋:ある程度のレベル感までは、行きやすいと思うので・・・

 

 「化学」は基礎が一番 大変だと思うので・・・粘り強く・・・

 基礎を早めに習得してもらえたらなと思います。

 

[今回のまとめ]

 ① 化学は基礎を徹底的に仕上げよう!

 ② 図録を活用して視覚化することが重要!

 ③ 暗記と計算の両軸で学んでいこう! 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

武田塾:【2024年版】絶対に成績が上がる化学の勉強法!武田塾参考書ルート(2024/2/23)(20:34)