各高校の数学・化学・世界史の進度 《PASSLABO》 | 生きるチカラ

生きるチカラ

何をやっても上手くいかない。原因はあなたの中にあります。原因があなたの中にあるからこそ変わることができるのです。生きるのが難しい時代です。未来へのヒント・道しるべとなります。

最近、PASSLABOで興味深い調査が行われたので紹介します。

PASSLABOが視聴者に募集したアンケートです。

視聴者の出身・在学高校の進度についてです。

 

全く知りませんでしたが、公立高校を含めて高校の授業の進度は高校ごとに違うということです。

ぼくが高校生(公立)のときは、数学は高1・高2・高3と学年ごとに教科書が変わっていく感じでした。学年の途中で教科書が変わるということはありませんでした。

高2のときに社会は日本史、理科は化学が始まります。そして日本史と化学は高2・高3の2年間で学びます。

高3から文・理が選択になり、ぼくは社会は世界史を理科は物理を選択し、数学Ⅲも取りました。

 

各都道府県立、各市立レベルでのモデル的なカリキュラム・進度があるのか、それとも各高校に任されているのかもわかりません。

もし、高校ごとに各教科の進度が違うのなら、生徒自身やその親はあらかじめその進度を知っておいた方がよいのではと思います。ぼく自身は英語と数学は先取りをしながら、理科・社会・古文・漢文辺りは学校の授業を活用するのが効率的だと思っているからです。

どの教科にも言えることだと思いますが、授業にちゃんと向き合っている生徒の方が先生受けが良く、質問もしやすくなると思います。先生によりますが・・・。

理想的には英語・数学以外は学校の進度に合わせつつ受験勉強を進めます。

 

授業では部分・部分を習うので各授業をくっつける意識は必要です。その教科の全体像をイメージする必要があります。問題を解けるようになることが目標になります。

武田塾では各科目の参考書ルートを公表しています。あらかじめ参考書ルートを念頭に学校の授業を受けるのも一つの方法です。

 

「数学」に関しては高校偏差値が高い高校ほど進度が速いようです。

以前、PASSLABOの宇佐美さんの地方公立高校から東大に合格するまでの受験ストーリーを紹介しましたが、その中で数学Ⅲの高3の6月くらいに終わった話がありました。少し不思議に思っていました。

また、「桜蔭を蹴る。都立高から東大へ -1-」の中で都立西高校は数学Ⅲが終わるのは高3・秋と言っていました。伊藤さんは高2からZ会に通い、高2の間に数学Ⅲまでを終わらせています。

理系志望者にとっては数学の負担が大きいです。

  参照:「理系と文系の偏差値を比較

今夏の紹介動画の中での宇佐美さんは難関大を目指すなら高2のうちに数学Ⅲまで終わらせて欲しいと言っています。

 

今回 特徴的な進度・カリキュラムで紹介されている福岡の公立高校の数学Ⅰの”三角比”の次に数学Ⅱの”三角関数”に飛ぶカリキュラムには面白いと思います。

この福岡の公立高校の数学におけるカリキュラム(単元ごとの学ぶ順番)を知りたいものです。

 

「化学」と「世界史」に関しても、高校偏差値が高いほど終わるのが早い傾向にあります。

宇佐美さんは、化学は難関大を目指すなら夏に終えて欲しいと言っています。最後に習う有機化学が得点源であり、化学が冬に終わるようだと演習不足で入試本番を向かえてしまうからです。

また、学校によっては化学や世界史を高1から始めるところもあるようです。

2年くらいかけて教科書を1周することになります。

受験に対する意識が芽生えたころには授業が終わっていることもあるかも知れません。

受験に対する意識が低いまま授業を受けていると完成度が上がらず、受験モードになった際、20~30の完成度から再度 勉強することになります。完成度を60~70程度に仕上げておけると受験モードになった際もスムーズにいけると思えます。

 

理科科目や社会科目、古文、漢文辺りは学校の授業を活用できれば受験も随分 楽になると思われます。

学校の授業の悪い点は、長い期間(大体1年)を掛けて教科書を1周するペースで授業が進むことです。

1授業1授業が孤立しているので適時 復習したり授業ごと、単元ごとなどのカタマリを大きなカタマリにして行く必要があります。

覚えるべきことは覚え、知識を体系化し理解を深めていかなければなりません。

 

学校によって数学の進度が違っていて、各教科を開始する時期も違っているようです。

あらかじめ先生から全体的な進度を教えてもらっていた方が受験勉強全体にもプラスにもなると思います。

高3の2学期地獄説」にあるように授業が終わった後は過去問演習に入るのかどうか。

各人にとって必要な問題演習なのかも気になるポイントです。

 

超難関校の開成高校でもコバショーさんが在学中は物理の授業が秋・冬になっても終わらず生徒から疑問の声が上がっていたという話がありました。

ぼくも現役時代はいつになったら大学受験の話になるのだろうと不安な気持ちでしたが、最後まで普通の授業だったため不安になったのを覚えています。

ネット上には受験勉強に関する情報が溢れています。

その一方で参考書が充実している書店や塾がない地域もたくさんあると思われます。

学校の授業や学校から配布される参考書・問題集を頼りにしている人もいると思われます。

あらかじめ決まっているはずの学校の科目ごとの進度も重要な情報になるはずです。

 

 

紹介動画:PASSLABO 

■「47都道府県」 全国カリキュラム調査結果■ 

 全国の高校の授業進度調査の結果 320校の情報が集まりました。

 理系数学と化学、数学ⅠA・ⅡBと世界史の学校のカリキュラムの進度を調査(視聴者からの情報)しました。

 どういう偏差値の高校がどれくらいのカリキュラム(進度)なのかを調査。 

  → 中高一貫校でもこんなカリキュラム? 

 

【理系数学】 

 あがちゃんは静岡沼津東高校で偏差値65程度の進度だった。

  → 文系なので高2の途中で数学ⅠA・ⅡBが終わるパターン  

 宇佐美さんの高松高校は偏差値70の数Ⅲが高3・夏くらいに終わるパターン。 

  (別の動画で高3・6月くらいに終わったと言っていました)

 

 高校偏差値 70程度(65~75) 

  ・高1の間に数学Ⅰ・Aが終わり、数Ⅱに入る。

    → 数学Ⅱの”三角関数”くらいまでが終わる学校が多い 

  ・高2・夏までに数学Ⅱ・Bが終わる。

  ・高3・春くらいに数学Ⅲ・Cが終わる。

 高校偏差値 65程度(60~70)

  ・高1の間に数学Ⅰ・Aが終わり、数Ⅱに入る。

  ・高2の間に数学Ⅱ・Bが終わる。

  ・高3・夏くらいに数学Ⅲ・Cが終わる。

 高校偏差値 60未満 

  ・高1の間に数学Ⅰ・Aが終わる。

  ・高2の間に数学Ⅱ・Bが終わる。

  ・高3・秋までに数学Ⅲ・Cが終わる。

 殿堂入り(中高一貫(超進学校)) 

  ・中学生で数学Ⅰ・Aが終わる。

  ・高1までに数学Ⅱ・Bが終わる。

  ・高2・冬までに数学Ⅲ・Cが終わる。

 

 アガちゃんの記憶(静岡沼津東高校・文系)では数学Ⅱの”三角関数”は高2の夏くらいに終わりました。

 面白い特徴的な学校発動。

  → 福岡の公立高校 

     → ”三角関数”が高1・夏で終わっている → ”はや~~~”  

        → 数学Ⅰの”三角比”と数学Ⅱの”三角関数”をセットで勉強 → ”頭いい~~~”

     → ”図形と方程式”は高2で勉強する 

 数学Ⅲ・Cは高3・春というのがあるが、難関大を目指すのなら高2・2月(同日体験)までに終わらせる

  → 高3・夏までが基準 

     → 高3・夏までに数学Ⅲ・Cは必ず終わらせて欲しい 

        → 宇佐美さん(高松高校)は高3・春に終わった 

        → 難関大志望なら高2・冬までに終わらせる 

  → ベース(基準)を決めて進めて欲しい 

 

 高校3年生関連で富山の公立高校 

  宇:数Ⅲは何か月かかるイメージ? 

  あ:半年くらいかかるんじゃないですか? 

  宇:頑張って半年かかる 

  宇:とある富山の公立高校は数Ⅲの単元が微積(めちゃくちゃ難しい)

     → 全部高3・春で終わっている → ”1日中 数Ⅲの刑”?  

     → 3月・4月・5月だから春休み期間を含めて3か月で微積修了 

 

【化学】 

 偏差値が高い高校は高3・秋には終わるところが多い。

 高2までに数Ⅲが終わっている高校でも、化学に関しては高3・秋までかかっていることもある。

  → 高3・冬までかかると大変なことになる 

     → 化学は”有機化学”が最後に来る 

        → ”有機化学”は得点源 

     → 得点源の単元が最後にあることで演習不足になる 

        → 浪人生に負ける 

 難関大を目指すなら夏に終えることを基準に勉強して欲しい

 

 高校偏差値 70程度(65~75) 

  ・夏まで 40%

  ・秋   50%

  ・冬   10% 

 高校偏差値 65程度(60~70)

  ・夏まで 20%

  ・秋   60%

  ・冬   20%

 高校偏差値 60未満 

  ・夏まで 10%

  ・秋   40%

  ・冬   50%

 殿堂入り(中高一貫(超進学校)) 

  ・夏まで 80%

  ・秋   20%

  ・冬     0% 

 

 兵庫県の公立高校(数学偏差値 72)  

  → 化学が高2・秋に終わっている → ”はやっ!!www” 

     → 化学は高1から始める高校もある 

  → 兵庫の高校は数学が少し遅い代わりに化学を猛スピードで終わらせる 

  → それぞれ面白い特徴がある 

 殿堂入りは、高校偏差値 60未満の一年前。 

  → 一番偏差値が低い高校より1年加速    

  → 中学で数学ⅠAが終わっていて、数学ⅡBが高1、数学ⅢCが高2・冬まで終わっている 

     → 注目して欲しいのは、

        → 高校偏差値 60未満は高2の終わりまでに急いで数学ⅡBを終わらせている 

        → 殿堂入りは高1の終わりまでに余裕を持って数学ⅡBを終わらせている 

  → 高3の夏までと書いているが、高2の内に終わっている学校も多かった  

 奈良県の私立高校 (西大和学園?) 

  → 数学と化学はいつまでに終わっていると思いますか? → ”高3・夏くらい?” 

     → 高2の夏で全部終わっている → ”おーーーーーー” 

        → あとなにすんねんやろな? → ”演習三昧?” 

           → 浪人しているイメージ 

        → これを目指すのは難しい 

  → 「地方の公立高校」に通っている生徒は高校偏差値70の進度を基準にして下さい。

     → 数学ⅢCは高3・春まで(できたら高2の間に)

     → 化学は高3・秋まで(できたら高3・夏まで) 

 

【文系数学】

 理系数学の数学ⅠA~数学ⅡBを参考にして欲しい。

 

【世界史】

 高校偏差値 70程度(65~75) 

  ・夏まで 50%

  ・秋   40%

  ・冬   10% 

 高校偏差値 65程度(60~70)

  ・夏まで 30%

  ・秋   40%

  ・冬   30%

 高校偏差値 60未満 

  ・夏まで 40%

  ・秋     0%

  ・冬   60%

 殿堂入り(中高一貫(超進学校)) 

  ・夏まで 80%

  ・秋   10%

  ・冬   10% 

 

 高校偏差値70程度の学校を見ると半分くらいは高3・夏までに終わっている。 

  → 数学の進度が速い分、世界史もその進度に合わせて速い 

 岐阜の通信高校  

  → 高2の春・夏で世界史が終わる 

     → 何をすればそうなるのか知りたい? 

 高校偏差値65程度の学校は高3・秋が多くなる。

  → 静岡沼津東高校も偏差値65なので高3・10月に世界史が終わりました 

     → 高3の秋・冬に終わるのは焦る 

        → 高3・夏にマーク模試や冠模試が入ってくる  

           → あがちゃんは、模試までに現代史を終わらせなければと焦っていた 

  → 中高一貫校と比べると遅くて不安になる 

     → 意外と高3の秋・冬でカリキュラムが終わる学校も多い 

  → 不安をあおり過ぎて、予習・予習ばっかりやって復習が手に付かなくなるのが危険 

 京都の私立高校(中高一貫校)  

  → 数学ⅡBが高1のときに終わっている 

  → 世界史は高3・冬に終わる 

  → 数学はめちゃくちゃ固めていると思う 

  → 世界史が高3・冬までになると共通テスト・2次試験に間に合わなくなる可能性がある 

     → 予習をするにしても、大枠を掴んだ上で計画的に予習するのがよい 

 宮城の私立高校  

  → 数学Ⅲは高3・冬に終わる → ”お~~~遅いねぇ~~~” 

     → 高校偏差値60のペース  

  → 世界史は高3・春で終わっている  

     → 高1から世界史がスタート 

        → 高1・高2・高3の春 

 高校偏差値60未満の学校は冬に終わらせるところが多くなる。

 殿堂入りの中高一貫校は高3・夏までに終わらせる学校が多い。 

  → 高2で終わらせる学校もあるので、高3・夏までに終わらせるが80%になる 

  → 中高一貫校でも高3・冬に終わらせる学校もある 

 神奈川の私立中高一貫校  

  → 数学ⅠAは中学で終わっている  

  → 世界史は高3・冬に終わらせている 

 中高一貫と聞くと高2・高1で全部終わらせるイメージがあるが・・・  

  → 科目によって進度が違う  

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

PASSLABO:【恐怖の真実】全国320校調査結果 高校3年間のカリキュラム進度が衝撃すぎたwww(2023/8/9)(10:07)