体験談:九州大学工学部に合格! 《武田塾》  | 生きるチカラ

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九州大学 工学部に現役合格した加藤さんの合格体験談です。

中学受験経験、出身校や公立・私立の別などどんな勉強歴なのかはわかりませんが、理系が強い高校らしく、加藤さん自身も数学が得意科目です。

 

九州大学 工学部の配点は、

 共通テスト: 450点(39.1%)

   国語     100点

   数学     100点

   英語     100点

   社会(1)   50点

   理科(物・化)100点

 二次試験 : 700点(60.9%)

   数学     250点 

   英語     200点

   理科(物・化)250点 

1150点満点です。

数学30.4%、理科(物・化)30.4%の数・理で60.9%です。

英語26.1%、国語8.7%、社会4.3%です。

数・理・英で87%になります。共通テストだけの古文と漢文は2.2%ずつです。

二次試験重視で、数学・物理・化学の理系科目に英語も加えた4教科重視です。

 

九州大学 工学部はベネッセで、

 Ⅰ群:偏差値63 共通テスト得点率79%

 Ⅱ群:偏差値62 共通テスト得点率77%

です。

 

高2の11~12月頃から武田塾に通い始めます。

【数学】

得意科目の数学は『基礎問題精講』から始めます。

旧課程の『基礎問題精講』は「数学ⅠA」が150題程度、「数学ⅡB」が170題程度、「数学Ⅲ」が125題程度です。

武田塾の1日10題を4日2日のペースで1週間に40題 進めると「数学ⅠA」は4週間、「数学ⅡB」も4週間、「数学Ⅲ」は3週間程度で終えることができます。合計で11週間(約80日・約3か月)です。

高2の終わりまでに『基礎問題精講』を終える日大レベルが修了したくらいのペースです。

数学Ⅲを、まだ学習していない段階で『基礎問題精講』を勉強したのが大変だったと言っています。公立高校なのかも知れません。

桜蔭を蹴る。都立高から東大へ -1-」からもわかる通り、公立高校であっても国公立理系を目指すなら高2の間に『基礎問題精講』レベルの数学Ⅲは終えていた方が良さそうです。

地方国公立レベルは高3になってから進めて行くことになります。『国公立標準問題集CanPass』や『ハイレベル 数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの完全攻略』を勉強したようです。

数学が得意なだけではなく物理や化学の理系科目全体が得意のようです。

途中「計算ミス」が課題であることに気づき対策を取ります。

 

順調に進めば『基礎問題精講』の数学ⅠA・ⅡB・Ⅲは3か月程度で終わる分量です。

いつから始めるかのが問題となります。

 

【英語】

英語は苦手科目です。数学と違い苦戦します。苦戦の原因は『Next Stage』です。

高2の間に英単語と英文法を勉強して長文に入る手前くらいまで進みます。

しかし、日大レベルを突破するのは高3の秋くらいになります。1年近くかかっています。

『Next Stage』は英語が苦手な人には不向きな参考書だと思います。

まず、インプットされていないものはアウトプットできなという大原則があります。

いつ、どこでインプットするかです。そして『Next Stage』の右ページの解説では英語が苦手な人にはわかりにくいと思います。

そもそも国公立大志望の人に『Next Stage』は必要か?の論争はあります。

高3の秋から地方国公立レベルを開始します。しかし、地方国公立レベルは仕上げることができません。

参考書ルートが終わっても受験に失敗する」の中でも説明があるように単に参考書ルートにある参考書を「やる」のではなく、最後まで達せなくても一冊一冊の完成度を高めることを優先して勉強します。

参考書を完璧にしても大学受験で不合格になる」にあるように過去演習をしながら復習・補強を行っていきます。

今回のインタビューの中にも英文解釈・英語長文の勉強に入ってから英文が読めるようになり、英語の勉強がスムーズにいくようになったそうです。

英文解釈や英語長文の勉強を始めない限り、英語長文は読めるようになりません。

『Next Stage』系の参考書の取り扱いには注意が必要です。

体験談:偏差値30台から「大阪大学 外国語学部」合格」同様に九州大学の二次試験でも英作文が出題され配点も高いそうです。

二次試験の1か月前くらいから勉強しています。

共通テストでは7割(R 6割・L 8割)取れました。

 

【物理・化学】

物理・化学は高3から始めました。

物理は『物理のエッセンス』、化学は『リードLightノート 化学』から始めています。

物理は2冊目の『良問の風』を1周した辺りから、化学は2冊目の『重要問題集』のA問題が終わった辺りから手応えを感じるようになります。

物理・化学は英語に比べれば得意科目です。共通テストは両科目とも9割は取れました。

 

九州大学 工学部は上記の通り二次試験重視です。

また、数学・物理・化学・英語の4科目重視です。

このうち、数学・物理・化学が得意で英語が苦手科目です。

共通テストの得点率は72.8%でリサーチ段階では”C判定”です。

しかし、二次試験にも自信があり出願します。

自己採点ベースで合格最低点よりも50以上 上回ることができみごと合格しています。

 

共通テストでは国語 95点(47.5%)、倫理政経 58点(58%)です。両方合わせて51%です。

九州大学 工学部の配点は100点満点換算で共通テストの国語と社会の合計で13点です。

100点満点換算で6.5点くらいは取れています。失点は6.5点くらいです。

 

加藤さんは武田塾の利点として、直接的には言っていませんが、カリキュラムとスケジュール作成・管理だと言っています。

その結果、今日1日の勉強量がわかり、それさえやれば今日の勉強は終わりと判断していたそうです。

動画は編集しているのでわかりづらいですが、おそらく英語は共通テスト・九州大学合格に必要な部分から対応していったのではないかと推測しています。

各人個別ごとに勉強内容を修正しつつ進められるのが個別対応型の強みだと思います。

残りの時間で必要なものから優先的に勉強していきます。

これが「受験勉強」です。

 

高2の間に『基礎問題精講 数学Ⅲ』まで終わらせたことや、英語が苦手な人の『Next Stage』地獄など参考になる話があります。

また、国公立大を志望する場合 英作文や今回出てきませんがリスニング対策なども気になるところです。

共通テストの結果だけを見ると国語や社会はほぼ対策しないままに挑んだ可能性もあります。

それでも旧帝大の九州大学に合格しています。

 

夏休みはたくさん勉強ができると思っているかも知れませんが、高3の夏休みはやるとこがたくさんあり忙しいです。高3の2学期の忙しいです。

準備が十分でなくても受験当日はやって来ます。

 

 

紹介動画:武田塾 

■九州大学 工学部 合格カレンダー■ 

 武田塾の名古屋有松校から九州大学 工学部に現役合格した加藤さんです。

 

[武田塾に通ったキッカケ] 

  高2の11~12月辺り(高2の秋)から武田塾に通う。

  学校帰りに通える塾が良いと思っていて、最寄り駅に武田塾があった。

  武田塾に宿題を決められて、それをやっていくのが良いと思い入塾。 

   → 自分で勉強内容を決めることが得意ではなく、何となく勉強していた  

   → 入塾するまでは学校の定期テスト前に勉強するくらい 

 

[武田塾での勉強法と変化した成績] 

  与えられていないとどれだけ勉強(量)したら良いのかわからない

   → 今日はこれだけ勉強すれば終わりというのがわかる 

  与えられた勉強が終われば、後は何をしても良いという感じで勉強していた。 

   → 志望校向けの勉強量が明確になるのでメリハリをつけて勉強することができた 

 

 Q:具体的に各科目の成績の伸びについて

  得意科目は「数学」 

   → 理系が強い高校の出身 

 Q:「数学」の勉強の進め方と苦労したポイントについて 

  入塾したときは『基礎問題精講』をやって『国公立標準問題集CanPass』『ハイレベル 数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの完全攻略』をやっていく 

   → 難関理系向けのルートを最後まで仕上げた  

 Q:高2の終わりくらいでどこまで行ったか? 

  高2の終わりは数Ⅲを習っていなかったので『基礎問題精講』で数Ⅲを覚えていたくらい 

   → 理系数学の日大レベルまでを一通り仕上げた感じ 

   → 地方国公立レベルは高3に入ってから進めていく 

 Q:順調に進んでいましたが、どの辺から大変だと思いましたか? 

  数Ⅲを勉強し初めの頃は習っていないことを勉強するのに苦労した。 

  『国公立標準問題集CanPass』はわりとスムーズに行った。 

   → こういう考え方もあるなという感じで、自分の中でプラスに理解して進めて行った 

 

[計算ミスを克服した方法]

 Q:「数学】は得意科目だけとある部分で詰まったという話を聞きましたが・・・ 

  「計算ミス」です。

 Q:計算ミスエピソードはありますか? 

  普段の”確認テスト”から計算ミスをすることが多くて講師から注意されていた。 

   → 入試で計算ミスをすると一気に失点するから・・・ 

      → 何度も注意されていたが直らなかった・・・ 

  秋のオープン模試で計算ミスで大失点する。

   → 一番意識が変わった瞬間でした  

   → 何十点も落とした経験があり本気で改善した 

 Q:どのような工夫で計算ミスは減りましたか? 

  講師と話し合った結果、解法がわかったときにそちらに思考を取られてしまい、目の前の計算を慎重に行えていないという結論に至った。

  改善していくために先(解法)が見えても一つ一つ手前からやっていくことを意識した。

  入試本番は計算ミスなし。

 Q:結構 解けました?  

  今年の九州大学は難しかったので解ける問題は落とさずに行けて少しリードするくらいは取れた。 

 

[苦手な英語を対策した方法] 

 Q:高2からやっていた「英語」ですが、高2のうちにどれくらい進みましたか? 

  高2のうちは単語・文法をやって長文に入る前くらい。

   → 高2の間は日大レベルを突破しないくらい 

   → 高3から長文に入る 

 Q:英語は4科目の中で一番苦手だと聞いているが、「できるかも!」と感じたのはルート・時期的にいつ頃ですか? 

  もともと「英語」は共通テストで大問5の途中で終わってしまう感じだった。

  日大レベルの突破テストが終わった辺りから最後まで読み切れるようになった。

   → 「読めるな!」と自信になる  

   → 単語・文法・熟語・解釈をやって長文に入って勉強しているタイミング・・・  

 Q:最終的にルートは地方国公立レベルまで進めた感じですか?地方国公立レベルが仕上がったのはいつ頃ですか? 

  地方国公立レベルは最後まで仕上がっていないです。 

 Q:日大突破は何月くらいですか? 

  日大突破も遅くて秋くらいです。 

 Q:高2の秋から英語をスタートして1年かかっていないくらい。日大レベルで苦戦したと思うのですが何が一番大変でしたか? 

  『Next Stage』の一番最初が文法を覚えることが多く、問題数も多いのであまりやる気も出ない感じでそこが一番苦労しました。 

   → 文法地獄を乗り越えて解釈・長文を勉強したらスムーズに行った 

   → 高3の秋から直前期まで地方国公立レベルを進める 

   → あとは2次試験対策を行う 

 Q:過去問の対策で苦労したところや力を入れたところはありますか? 

  九州大学は英作文が2つ出題されるが、その問題が全体としての配点も高い。

  そこを仕上げないといけないと思い2次試験の1か月前から始めました。

   → 武田塾の講師や学校の先生に添削してもらって対策を進めた 

 Q:共通テストは7~8割程度は取れましたか? 

  共通テストは7割くらい取れました。 

 Q:もともと苦手科目で一番自信がない科目だったと思いますが、伸びた感覚はありましたか? 

  苦手だけど足を引っ張らないレベルまで持って行けたと思います。

 

[物理と化学で自信をつけた勉強法] 

 Q:高3から物理・化学もスタートしましたが、物理・化学は英語に比べると得意科目ですか? 

  そうです。

 Q:どういう風に勉強を進めていきましたか?どこで点数が稼げるようになりましたか? 

  『物理のエッセンス』『良問の風』『名問の森』を進めて行きました。

  『良問の風』を1周し終わった辺りから少しずつ問題を解けるようになって行った。

   → 記述模試でも力学は勉強していたので取れるようになった 

 Q:『良問の風』が終わったのは夏とか秋くらいですか?  

  夏くらいに終わりました。

 Q:物理は順調に仕上がっていたのですね。化学はどうでしたか? 

  『リードLightノート 化学』『化学 重要問題集』。

  『リードLightノート 化学』が終わった時点では力が付いてきている感じはしなかった。

  『化学 重要問題集』のA問題が終わったくらいから力が付いてきている感じがした。 

   → 共通テストの過去問や模試で急に点数が取れるようになった 

 Q:物理も化学も1冊目を何とか仕上げて、2冊目でレベルを上げて演習が多くなった辺りで手応えを感じてきた。そのまま化学は『化学 重要問題集』のB問題、物理は『名問の森』まで進んでさらに仕上げる。2次試験の物理・化学もしっかり解けた感じですか? 

  今年は例年より難しくなりましたが、それでも戦えるくらい試験が終わった後も解けたと自信を持てました。

 英語・数学を早めにスタートして理科に関しては高3からスタートだけど2次試験には間に合うように仕上げられた。 

 

[2次試験と共通テスト対策のバランス] 

 Q:共通テスト対策は国公立だと大変だったと思いますがどんなバランスで勉強しましたか?苦労した点などはありますか? 

  共通テスト対策は1か月前から始めて、駿台もZ会も全教科予想問題集をやって対策した。 

 Q:共通テストのみの科目はどれくらい対策できましたか? 

  最後の2~3か月前くらいから対策を始めたのですが、あまり対策できませんでした。

   → 共通テストのみの科目はあまり仕上がりませんでした 

 Q:九州大学 工学部は2次試験の配点が高いということもあり、二次で得点できればという戦略で組み立てていたのですか?共通テスト本番では英・数・物・化は点数は取れましたか? 

  9割くらい取れました。 

   数学Ⅰ・A 84点

   数学Ⅱ・B 93点 

   物理     95点 

   化学     90点 

   英語・R  61点 

   英語・L  80点 

   国語     95点 

   倫理政経   58点 

      合計 656点(72.8%)  

 Q:リサーチの段階で九州大学はどれくらいでしたか? 

  リサーチでは”C判定”でした。

 Q:いけると思いました?怪しいと思いました?

  ちょっと怪しいと思いましたが担任の先生とも相談して「微妙かな・・・」という話でしたが、自分の中では2次試験に自信があったので・・・ 

 Q:2次試験で稼いで逃げ切った・・・というか結構ぶっちぎりでしたか? 

  自己採点では合格最低点より50点上であったと思っていたので結構いけたと思っていました。 

 

[2人の講師によるアドバイス] 

 Q:英語・数学と物理・化学でそれぞれ2人の先生が付いていたと聞いていますがどんな先生でした?どんなアドバイスをされていましたか? 

  数学と物理・化学については根本を理解することが大事だと思っていて、それが理解できれば問題が派生したとして解くことができる。そこを特訓のときに考え方を解法に至る過程を先生に質問していた。

 Q:計画をしっかり立てて、やることは決まっているので参考書をどんどん進めて行って、且つ本番力を上げていく。質的な中身の話に踏み込んで指導中は色々と教えてもらっていた?

  はい。 

 

[武田塾に通って良かったポイント] 

 Q:武田塾に通っていて他に良かったと思うポイントは? 

  課題が与えられているのでそれを一つ一つこなしていけば必ず自分の力になっているし、逆に言えばそれさえこなせば良いというところが自分の中では良いポイント。課題をやるにおいて量を重視して進める人もいますが、それよりも自分は質を高めること、与えられた範囲だけは絶対に完璧にすることが重要だと思う。

 Q:ペースは武田塾のルートや期限設定を信じ切って質を上げることに意識を持っていく感じで勉強したら伸びた? 

  そのペースでは難しいなと思ったら、相談してでも質を上げるべきだと思います。

 

[周囲の人の反応]  

 Q:九州大学に合格したときは自分的にはどうでしたか?親御さんや周りの先生はどんなリアクションでしたか? 

  親は喜んでいました。学校にも伝えに行ったら「えっ!?受かったの!?」みたいな感じでした。

 Q:結構ビックリされた?

  最初は”C判定”だったので”A判定”でも”B判定”でも落ちる人がいる感じだったので「すごいね」と先生も喜んでくれました。

 Q:校舎長の先生からも『良問の風』とか『化学 重要問題集』のA問題を超えたあたりくらいから、講師がビックリするくらい成績が伸び始めた。そこの成績の伸びが2次試験で稼ぐキッカケになって”C判定”でも合格に繋がったのかな? 

  はい。 

 

[受験生へのアドバイス] 

 Q:これから旧帝大や九州大学を目指す人にアドバイスするとしたらどんなことですか? 

  理系教科の数学・物理・化学においては根本が一番大事なのでそこをしっかりと固めていって、わからないところは講師に教えてもらう。講義系の参考書は理解できるように書いてくれていることが多いので2次試験の前は問題を解かずに講義系の参考書を読んで勉強していたくらいなので根本を大事に頑張って欲しい。

 

 ただ進めるだけではなく中身にこだわって勉強してもらって間に合うように計画を立ててもらえば九州大学に合格する。 

 もともと苦手だった英語もしっかりと2次試験で稼げるくらいに仕上げて九州大学に合格した加藤くんでした。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

武田塾:【計算ミスしない勉強法】九州大学工学部に合格!【合格者カレンダー】(2023/4/30)(11:41)